第3章まず敵を知ることが、合格への近道

3.「科目」「合格点」をまず知ろう

「大学案内」「募集要項」の紙パンフも併用しよう

大学ホームページ以外では、「大学案内」や「募集要項」など紙のパンフレットで配布される資料を活用するととても便利です。パンフレットには細かい学部の説明や大学の授業の紹介だけではなく、全国からどのくらいの人が受験しているかといった過去のデータや、入試スケジュールがどのようになっているかといった入試情報などが掲載されていたりします。また、入試方式の全容や入試項目・配点といったより詳しい入試情報は「募集要項」にしか掲載されていない場合がありますので、必ず入手しておきましょう。

これらのパンフレットは、「キャリタス進学」でも取り寄せることができます。すべての志望校に1校ずつ資料請求するのは大変ですから、こうした資料請求サイトで実物のパンフレットをまとめて手に入れると楽に情報を仕入れることができますね。キャリタス進学ではデジタルパンフも閲覧できるようになっていますから、ざっくりとした内容はWebで確認して、何度も確認できるように紙媒体を取り寄せておく、という使い方がおすすめです。

自分が受験する可能性のある入試方式について(一般選抜の中でも全学入試、個別学部入試など複数の入試方式があります)「どの科目が必要か」「それぞれの科目の配点がどのくらいか」「各科目試験時間は何分か」をメモしておくようにします。ホームページやデジタルパンフの場合は、スクリーンショットなどを取って自分用にメモとして保存しておいてもいいですし、紙のパンフレットは付箋を貼ってマーカーを引いておくといったように、必要な情報をしっかり把握しておくようにしましょう。

「合格最低点」も要項やHPで調べよう

「合格最低点」は配点よりも探しにくい情報です。大学によってはパンフレットにしか掲載していないということもありますし、最低点を公開していない大学もあります。公開しているかどうかも含めて調べてみないとわからないですから、大学ホームページの「入試情報」や「大学紹介」「情報公開」などのメニューから「過去の入試データ」「入試統計」といった項目を探してみましょう。直近だけではなく過去数年の入試の合格最低点や倍率が掲載されていることもあります。2021年度以前だと入試傾向や形式が異なることがあるため一概に比較はできませんが、それでも過去3年分くらいまでの情報が見られるのであれば、参考にしてみてください。