建学の精神
愛と真理 ”Amor et Veritas”
本学は聖ドミニコ宣教修道女会を経営母体とし、キリスト教的世界観と教育理念に基づいて、世界の平和と人類の共通善を促進する人間の教育を目的としています。
創立者聖ドミニコの「愛と真理」の精神と、学園の保護者シエナの聖カタリナの精神と学識にならい、普遍的な価値観と高い徳性を有する人間を育成します。
教育理念
本学の教育理念の基礎はキリスト教的人間観である。 その要点は次の点にある。
(1)すべての人間は神の似姿として神の愛によって造られた。
人間は神の前ではあらゆる意味で平等であり、同一の権利を有している。
(2)人間は根本的に社会的な存在であり、共同体の中に生き、相互扶助によって社会は成り立っている。
自分のうちに神の似姿を発見することによって、人を愛するのである。
(3)人間が他の生き物に卓越するのは、精神を有することにある。
人間は自らの行為の主人であり、知性と意志によって文化を創造する自由な存在者である。
(4)この世に生きる人間は、目的地である神へと戻ってゆく旅人である。
人間を神への道に導くことがキリスト教的教育の最重要な使命である。
学訓
誠実・高邁・奉仕
キリスト教的人間観に立脚して、本学は「誠実」「高邁」「奉仕」を学訓として、教育の重点をこれらに指し向けます。
「誠実」とは、社会成立の基礎として各個人が真実に従って生き、相互に信頼しあうことです。
「高邁」とは、人間の尊厳を擁護するため、個人と社会を取り巻く諸困難に立ち向かって、心身共にたくましく生きる精神を持つことです。
「奉仕」とは、民族、地域、社会、文化の差異を越えて、世界の平和と発展のために、全ての人間に対して尽力することです。