第7章毎日の勉強で悩まない!「毎日の計画」の立て方

3.長期休みの計画の立て方

休みのパターンごとに1日の時間割を決めるべし

冬休みの間にどこまで終わらせるかを年間計画から決めたら、毎日の勉強スケジュールを具体的に立てていきましょう。このとき、前回までにお伝えしたような毎日の勉強計画を立てるのはもちろんですが、ぜひ「何時に起きて、何時から何時に勉強して、何時にご飯を食べて…」という「1日の時間割」を立ててほしいです。

学校があるときは「帰宅してから勉強」というふうにわかりやすくメリハリを付けられるため、勉強にスムーズに取り掛かることができますが、長期休みには丸一日の休みが長く続くため、気を抜くとすぐに勉強習慣が崩れてしまいがちです。まして冬休みは年末年始を挟むため、夜ふかしをして朝起きる時間が遅くなってしまう日が増えてくるので、気がついたら勉強習慣が崩れて勉強をするのが面倒になってしまっていた…ということにもなりかねません。

これを防ぐために、毎日の勉強内容をあらかじめなるべく具体的に決めておくようにしましょう。

「一番大事なポイントは、毎日「何時から勉強を始めるか」を決めること。始める時間を決めていないと、ズルズルとスタート時間が遅れて、1日に使える勉強時間が減ってしまいます。
予定が何もない日は、何時に起きて何時から勉強を始められますか?
学校の講習など予定がある日は、何時から勉強をスタートさせられますか?
学校の時間割と同じ感覚で、できれば学校と同じ時間かそれより早い時間には起きて勉強をスタートできるように、具体的に時間を決めておきましょう。

このときに「休憩するタイミング」や「休憩の時間」も決めておくといいですね。
「疲れたら休憩」「何問解いたら休憩」という取り方だと、のんびり勉強を進めてしまう可能性がありますし、「勉強時間が延びた分、休憩も長く取っていいよね」と甘えてしまいます。そうならないために「何分勉強したら何分休憩する」というルーティンを作っておくのがおすすめです。

たとえば、「50分勉強したら10分休憩」「25分勉強したら5分休憩」のような感じです。
ただ、「2時間勉強して5分休憩」というように長時間勉強する計画にするのはおすすめしません。短時間の勉強と短時間の休憩を繰り返してみてください。

これに合わせて、集中できる勉強場所を見つけて、勉強場所と休憩場所のルールまで決めておくとバッチリですね。

1日の時間割とルールの例
  • 07:00 起床
  • 07:30 朝食
  • 08:00 英文法・英文解釈の参考書
  • 10:00 数学の問題集
  • 12:00 昼食
  • 13:00 数学の続き
  • 17:00 古文文法の問題集
  • 18:00 古文単語の暗記
  • 18:30 夕食
  • 19:30 休憩・入浴など
  • 21:00 映像授業を受講
  • 22:30 英単語
  • 23:30 寝支度
  • 00:00 就寝
  • ルール1:50分勉強したら10分休憩する
  • ルール2:勉強は自室で、休憩は自室の外で音楽を聞くか散歩する
  • ルール3:図書館が空いている日は図書館で8時から17時まで勉強する