番外編受験直前にやるべき勉強と、力を出し切るためのコツ

1.受験直前にやるべき勉強と、力を出し切るためのコツ

入試直前に準備するものも合わせてチェック

入試直前は勉強ももちろんですが、それ以上に事前の準備がとても重要になります。入試当日に持っていくものや当日の時間割などはイメージできていますか?いつ、どの大学の入試が、何時から始まるか、予めすべて把握できていますか?不安なあなたは今すぐ確認しておきましょう。

入試本番までに確認しておくこと
  • 受験日と集合時間、開門時間を一覧にしておく
  • 募集要項、受験上の注意に一度目を通し、入試前日にも見られるようにしておく
  • 当日の交通機関や道順を確認しておく
  • 遠方で受験する場合、宿などの場所もきちんと確かめる

当日の持ち物についても、なるべく早い段階で揃えておきたいところ。ささいな持ち物でもひとつ忘れるだけで不安になってしまうものですし、筆記具や時計を忘れてしまうとそもそも力を発揮することができません。遅くとも2日前には持ち物をチェックして、足りないものは早めに揃えておきましょう。

持ち物リスト(一例)
  • 軽く尖らせたHB、HまたはFの鉛筆を5本以上(尖らせすぎるとすぐ折れてしまうので注意)
  • 普段使っているシャープペンシル2本(芯を多めに入れておく。問題用紙への計算用)
  • 新品の消しゴム2つ(マークシート用)
  • 普段使う消しゴム1つ(問題用紙用)
  • 受験票
  • 時計(音がならないもの)
  • お守り
  • 鉛筆削り
  • 暗記系の参考書(各科目)や教科書
  • 昼食(軽め)
  • チョコレートやブドウ糖、飴玉など糖分補給
  • 点鼻薬や咳止め、胃腸薬、マスクなど(必要なら)

参考書は直前にたくさん見返してもかえって不安になるので、最低限のもの、いつも使っている暗記系のものだけを持っていくようにしましょう。

勉強よりも体調管理!入試直前の心構え

当日のコンディションや集中力が非常に良ければベストを尽くせますし、逆に集中力が切れているとマークミスや計算間違いなどの大きな失敗につながったり、頭が真っ白になってしまったりということが起こってしまいます。こうした大きな失敗を避けて集中して問題を解き切るだけでも演習や模試より10点以上あがるということはありえますから、しっかりコンディションを整えて受験したいですね。

具体的には、普段の生活を入試当日と同じように整えていくことが最重要。多くの入試が9時までには集合となっていますから、だいたい当日も6時くらいには起きていないとベストコンディションで臨めません。「これまでは夜型で勉強していた…」という人も、少しずつ入試当日のスケジュールに合わせた生活を始めて、午前中〜午後の時間で頭が働くように慣らしておきたいですね。

気持ちの面で不安になってしまう人は、積極的にイメージトレーニングをしましょう。「トイレに行きたくなったら?」「忘れ物をしたら?」というときの対処はもちろん、「解けない問題が多かったら?」「1科目めを失敗したと感じてしまったら?」といった想定しうるトラブルをイメージして、対処法をきちんと決めておきましょう。特に最初の科目で自信をなくしてしまって崩れてしまう受験生が多いので、1科目めは特に集中する、終わった科目のことは考えないようにする、などのルールを決めておきましょう。

受験というものは、最後は問題の難易度や相性、他の受験生のレベルといった運の要素もどうしてもあります。それでも、ここまで挙げた準備を入念に行って自信を持って本番に臨むことができれば、おのずと自分の実力を出し切ることができ、納得のいく結果にもつながるはずです。最後まで点数を伸ばす事もできるので、やるべきことをやりきって当日に臨んでください。今まで勉強してきたことを信じて、力を出し切れることを祈っています。