第7章毎日の勉強で悩まない!「毎日の計画」の立て方
1.計画は「なるべく具体的に」がカギ!
週間計画は「なるべく具体的に」立てるべし
もう一つ、1週間ごとの計画を立てても計画倒れをしないために大事なコツがあります。それは「なるべく具体的に」立てること。例えば、これらのことを「なるべく具体的に」「数字や具体的な参考書名まで」決めておくことがポイントです。
- どの参考書を何時間で、何ページ分勉強するか
- 何時から何時まで勉強するか
- 何時に起きて、何時に寝るか
- 移動時間や急に時間ができたときは何の勉強をするか
- それぞれの参考書の使い方
- 予定より計画が進んだときに何を勉強するか
特に「どの参考書を」「何時間で」「何ページ分」という部分は絶対に決めてほしいところです。計画をなるべく具体的に決めることで、勉強を迷わずに進められるという効果があるからです。
よく例え話をするのが、学校の宿題。基本的に宿題は「週明けまでにこの参考書の何ページから何ページをやって、丸付けまでして来てね!」というふうに、ページ数や期限まで具体的に指定されますよね。
これが例えば「とりあえず週末宿題として出すけど、どの参考書をやってもいいし、ページ数も任せます。提出も終わったら出してもらえばいいよ」と言われたらどうでしょう。「どの参考書をやろうかな?」というところから考えないといけないため面倒なだけでなく、期限も決まっていないので「まあ今日じゃなくてもいいか…」とどんどん後回しになってしまうでしょう。
勉強計画も同じで、「毎日単語と文法をやろう!」だけよりも「単語帳は1日1時間で100単語、ドンドン赤シートでテストする」というふうに具体的に決まっていたほうが、悩まずすぐに勉強に取り組めるというわけです。
計画は遅れる前提で立てよう
とはいえ、どんなに具体的な計画を立てたとしても、どうしても計画から遅れてしまうことはあります。思っていたより1ページあたりに時間がかかったり、急な予定が入ったりということは仕方がないですから、計画が崩れてもショックを受けないことが大事です。それよりも事前に、計画が遅れたとき用に予備の時間を週末に1〜2時間設けておくとか、多少前倒しで計画を立てておくとか、「遅れることを前提にした計画作成」をしておきたいところです。計画を進めるうちに参考書のペースや自分の勉強のサイクルがわかってきますから、少しずつ計画も達成できるようになりますよ。