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INTERVIEW

高校生へのメッセージ!

SPECIAL INTERVIEW

未知の世界に飛び込むことで、自分の可能性は広がる! 9月21日(金)公開 映画『若おかみは小学生!』 監督:高坂 希太郎さん

テレビアニメも絶賛放送中の大人気児童文学『若おかみは小学生!』が、ついに映画化! 劇場版の監督を務めたのは、日本を代表する数々のアニメーション作品の作画監督としても知られる高坂希太郎さんです。高坂監督に、15年ぶりの監督作であり初の児童向け作品となる本作への想い、さらには主人公おっこと同じ小学生時代や、すでにアニメに関わっていたという高校時代のエピソードを語っていただきました。

―『若おかみは小学生!』の映画化にあたり、こだわった点や意識したことなどを教えてください。

映画を観ていただく客層として想定したのが、原作を読んでくれている子どもたちや、かつて読んでくれていた大人の女性だったので、“かわいい”というのはすごく意識しました。キャラクターの表情や服のチョイスなど、いつもの僕より背伸びしています(笑)。スタッフたちにも、「迷ったときは、とにかくかわいくして」と伝えていました。

―長編映画、児童向け作品の監督は初挑戦とのことですが、本作を通して気づいたこと、学んだことはありますか?

“自分の感情をどう抑えるか”です。映画のラストで、おっこはとてもつらい場面に遭遇しますが、そんなときも“お客様のため”に若おかみになりきり、もてなしをします。自分の気持ちを押し殺して前へ進む―。これは、作品のなかでも描くべきテーマだと思いました。

©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会

―映画を観た人に、作品を通して伝えたいこともその点でしょうか。

人それぞれ感じることは違うので“こう見てほしい”というのはありませんが、あえて伝えるとすれば、“自分の感情をストレートに出すだけが人間ではない”ということです。自分の感情を最優先していては、まるく収まるものも収まりません。自分を抑えて周りに接することがおよぼすプラスの影響は、想像以上に大きいことを感じていただけたら幸いです。

―監督自身、自分の感情を抑え、前へ進んだ経験やエピソードはありますか?

本映画の制作中、8カ月間家に帰れず肉体的にも精神的にも追い込まれた時期がありましたが、“作品を観て喜んでくれる人がいる”と考えると力が湧き、無事完成に漕ぎ着けられました。そういう意味では、おっこと同じような経験ができたと思います。

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監督がおっこと
同じくらいの年齢の頃は?

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