INTERVIEW
高校生へのメッセージ!
若手映画監督の登竜門「第36回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」で受賞した新鋭・小田学監督の長編デビュー作『サイモン&タダタカシ』。叶わない恋心を抱えながら“運命の女”を探す旅に出る男子高校生サイモンと、サイモンが想いを寄せるタダタカシを演じたのが、本作が俳優デビューとなる阪本一樹さんと、2018年にデビュー20周年を迎える須賀健太さんです。役柄のように息ぴったりなお二人に、撮影時のエピソードから高校生活までをうかがいました!
初めて脚本を読んだときの感想を教えてください。
須賀さん:ハリウッド映画のような内容がたくさん書いてあり、第一印象は“一体、どんな映画になるんだろう!?”でした。でも、ここまで自由に脚本を書かれる監督の作品なら、きっとおもしろいものになるだろうと思いました。
阪本さん:普通の青春映画だと思って読み進めていたら、途中からまったく予想がつかない展開になって…。完成するまで、どんな作品になるのか想像できませんでした。
須賀さん:あの結末を予想できる人はいないと思います(笑)。
お二人の仲の良さが伝わってくる映画でしたが、本作で初めてお会いしたんですよね!?
阪本さん:撮影中は朝から晩までずっと一緒にいたので、一気に仲が縮まりました。それが、サイモンとタダタカシの雰囲気にも表れていると思います。
須賀さん:撮影時間の合間も二人でラーメンを食べに行ったりしていたよね。作中では、台本にない掛け合いもアドリブでいれています。でも阪本君、初めは全然しゃべってくれなかったんですよ(笑)。
阪本さん:僕はサイモンと同じく、自分から話しかけるのが苦手なのですが、撮影中は皆さんと徐々に話せるようになりました。サイモンと一緒に成長できたと思います。
阪本さんは映画初出演にして初主演ですが、いかがでしたか?
阪本さん:決まったときは、すごく驚いたと同時に不安もありました。でも、稽古をやるなかでだんだん自信がついてきて、楽しみながら撮影に臨めました。
須賀さん:リハーサルをたくさんやっていたよね。撮影の時や、阪本君が一人で取材を受ける時はまだ慣れていないので“大丈夫かな?”と心配したりもしましたが、演技や雰囲気がどんどん変わり、成長していく様子を間近で見ることができたのはすごくおもしろかったです。完全に親心ですね(笑)。
阪本さん:須賀さんが常に現場を盛り上げてくださり、それがなかったら正直つらかったと思います。須賀さんの演技はもちろん、周りへの気配りを見習いたいと思いました。
お気に入りのシーンや見てほしいシーンを教えてください。
須賀さん:ギターを弾く場面!これまでギターの経験がなく、撮影のために必死で練習したのでぜひ見てほしいです。阪本くんのハーモニカと一緒に演奏するシーンもあるのですが、阪本君、ハーモニカが絶望的にヘタなんですよ(笑)。
阪本さん:リズム感がまったくなくて…(苦笑)。二人でかなり練習しましたよね。「CDデビューしようぜ!」と、お互いスマホで撮り合いながら(笑)。
須賀さん:そうそう(笑)。スマホと言えば、作品のなかで僕がスマホで撮ったカットが劇中で使われているんですよ。そこもぜひ注目してください!
阪本さん、須賀さんの学生生活の過ごし方は?
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