キャリタス進学編集部おすすめ #エンタメ情報

INTERVIEW

高校生へのメッセージ!

Special Interview

超えろ!限界のその先へ 諦めない男たちの熱き挑戦 映画『エヴェレスト 神々の山嶺』で、孤高のクライマー、羽生丈二を熱演 阿部 寛(あべ ひろし)さん

映像化不可能と言われ続けてきた夢枕獏の世界的大ベストセラー「神々の山嶺(かみがみのいただき)」が遂に映画化! 人生のすべてをエヴェレストの登頂に賭けてきた孤高のクライマー、羽生丈二を演じた阿部寛さんに、役に挑んだ気持ちやエヴェレストでの撮影話を直撃。 また、熱き挑戦を控える高校生に向けてメッセージもいただきました!

伝説の登山家、羽生丈二役の
オファーがきたときの気持ちを教えてください。

実際にエヴェレストという大自然を相手に芝居ができるのは、最高の環境です。楽しみな部分が多く、ふたつ返事でお受けしました。
まず、5,200メートル地点までは、スタッフやキャスト全員で、高度順応しながら、10日間かけて登ります。皆で同じ目的地をめざし、苦労をわかちあうという状況も楽しかったですね。現場に着いたら即撮影ということが多いので、皆と一緒に過ごす時間はとても貴重でした。

作品のテーマが“限界を超える挑戦”。
エヴェレストでの撮影は過酷だったと思いますが、
この役に挑むことも、阿部さんにとって
“限界を超える挑戦”だったのでしょうか?

限界かどうかはわかりませんが、エヴェレストでの撮影が相当きつかったのは事実です。皆には黙っていたけれど、酸素が薄く、頭が痛い毎日でした。けれど、役者の代わりはいないので、もし山を下りることになったらそこで撮影が止まってしまいます。だから事前に山に登ったり低酸素室に入ったりと、事前準備は念入りにして行きました。過酷な現場でしたが、実際に現地に行ったからこそ撮れた作品だと思うので、その壮大なスケールを、ぜひスクリーンで感じてほしいです。

一番印象に残っているシーンはどこですか?

深町をおぶって氷山を登るシーンです。自分を大きく見せようとする深町と、関わりを避ける羽生。虚勢を張り合う二人の、本当の一面が表れている場面だと思います。 深町を演じた岡田君とは、ずっと一緒に仕事をしてみたいと思っていました。若手のトップを走り続けているだけあって、皆を引っ張る誠実なパワーがとにかくすごかったですね。厳しい撮影ではありましたが、彼と共演でき、すごく気持ちのいい現場でした。

羽生役を演じ、得たものはありますか?

“生きる”という精神力ですね。劇中に、「足がだめなら手で歩け、手がだめなら歯で歩け、歯がだめなら目で歩け―」という羽生のセリフがありますが、それはすごく大事なこと。諦めたら終わり。確かにその通りです。人間、窮地に追い込まれたときに、そういう気持ちがあるからこそ、乗り越えられるのだと思いました。

阿部寛さんが
役者として心がけていること、
そして今後にかける想いとは?

エヴェレスト作品情報はこちらから

► キャリタス進学編集部おすすめ #エンタメ情報