INTERVIEW

高校生へのメッセージ！

シリーズ累計640万部突破！ 日本中から愛される大ベストセラー小説『ビブリア古書堂の事件手帖』が完全映画化します。ビブリア古書堂の店主・篠川栞子を演じる黒木華さんと、栞子のもとへ本を持ち込み、彼女に魅せられて店を手伝うことになる五浦大輔役の野村周平さんに、映画の見どころや撮影時のエピソード、さらにはお二人の高校時代のお話を直撃。高校生へメッセージもいただきました！

黒木さんが初めて脚本を読んだときの感想を教えてください。

黒木さん：嘉雄（東出昌大さん）と絹子（夏帆さん）の想いが、現代までつながっているー。この、“過去と現代が一冊の本でつながる”というストーリーがおもしろいと感じました。三島有紀子監督も、「“古い本には人々の想いが込められている”という部分を描きたい」とおっしゃっていたので、そこが作品の見どころでもあると思います。野村さんとは初共演でしたが、たくさん話しかけてくださったので、時間が経つにつれ仲が深まる栞子と大輔の関係や、距離感そのままで演じられました。

野村さんは三島監督の作品に出演するのも初とのことですが、いかがでしたか？

野村さん：監督は心の隙間にスイスイ入ってくる方で、おもしろかったですね。演技をする際、あまり深く考えて意識しないタイプなのですが、監督が僕の心を見抜くんですよ。少しでも気持ちにブレがあると、必ず「もう１回やって！」と言われるんです。「なんでわかったんだろう！？」って（笑）。監督からは、「このシーンはもっとゆっくり歩いてほしい」など、細かいアドバイスもいただきました。

お二人のお気に入り・注目してほしいシーンを教えてください。

黒木さん：たくさんありますが、ビブリア古書堂の本棚に並んでいる古書も監督自らが選ぶなど美術にもこだわりがつまっていて、その世界観がとても素敵です。特に照明が美しいので、ぜひ注目してほしいですね。あとはクライマックスで野村さんが海に飛び込むのですが、そこも見どころのひとつです！

野村さん：海のシーンは10月くらいに撮影したのですが、すごく寒い日だったので、今回の撮影で一番大変だったかもしれません。あと、大輔は活字恐怖症なので本を読みながら震えるのですが、それもあまりないシチュエーションなので難しかったです（苦笑）。僕のお気に入りは、栞子と大輔が初めて出会う場面。栞子が寝ている姿が、セットなど映画の世界観とマッチしていて、とてもきれいなんですよ。

黒木さんはもともと本が好きだとうかがいましたが、普段はどんなジャンルを読むのですか？

黒木さん：小説や純文学など、美しい日本語が並び、情景が浮かんでくるような作品が好きですね。私も太宰治をよく読むので、そこが栞子と似ているかもしれませんね。野村さんも最近本を読んでいるんですよね？

野村さん：そうそう！ なぜか大輔と同じ“活字嫌い”という情報が出回っているみたいですが（笑）、僕だって読みますよ！ 黒木さんにも何冊かおすすめを教えてもらいました。

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