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INTERVIEW
高校生へのメッセージ!
作曲をすること、音楽をつくることが大好きだったからです。それに尽きます。 私は、自分がやりたいことが何なのかを若いときに実感すること、認識することが大事だと思っています。大好きなものだけに夢中になっていると、「他の可能性を潰してしまっているのでは?」と思うかもしれません。でもそうではなく、自分は何が好きなのかを理解し、まい進していることを自覚することが自分の将来を決めるうえで大切だと思うのです。
まずは自分が大好きなこと、やりたいことをやってください(Do a thing you love doing)。 たとえ結果がついてこなかったとしても、忍耐をもって受け入れましょう。作品ができたらどんどん発表し、それに対し辛い評価があっても受けとめて、常に新しい作品をつくり続けてください。「傑作だ」、「失敗だ」と他人(ひと)は言うかもしれません。しかしそれはつくり手にとっては関係がないこと。「失敗だ」と言われたものが、時に時間が経ってから「傑作だ」と言われたりもしますが、そういったことはつくり手がコントロールできるものではありません。 そして結果ではなく、創作のプロセスを常に大切にしてください。一番大切なのは個々の作品ではなく、音楽をつくる自分の才能であることを忘れずに。これらは私自身が学んできたことでもあります。
ありがとうございました!進路を「自分で決める」のは勇気がいるけれど、自分の気持ちに正直な選択なら、困難も乗り切れるもの。キャリタス進学で、「本気になれること」にとことん向き合える場所を探してみよう!
取材日 : 2017年3月29日
Profile
作曲家 : アラン・メンケン 舞台・映画音楽の巨匠。作詞家ハワード・アシュマンとのオフブロードウェイ・ミュージカル「リトルショップ・オブ・ホラーズ」(1982)で一躍脚光を浴び、「リトル・マーメード」(1989)を皮切りに数々のディズニー映画の楽曲や主題歌を手がけてきた。「リトル・マーメード」、「美女と野獣」(1991)、「アラジン」(1992)でアカデミー賞主題歌賞と作曲賞を受賞、「ポカホンタス」(1995)で歌曲賞と音楽賞に輝く。アカデミー賞だけでもノミネート回数19回、8回のオスカー受賞歴を持つ。映画のみならず、ディズニーのパークのアトラクション向けの楽曲を提供するなど、ディズニーに欠かせない存在。
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