小説「不思議の国のアリス」は150年も愛され続けてきたものです。前作では監督のティム・バートンが、その世界観をファンタジーとして非常にうまく実写化し、成功しました。
今作では、ワンダーランドのそうした世界観を残しつつ、ユーモアやおもしろみを強め、ダークな部分を減らしています。咲いている花やティーパーティなどの要素は変えずに、ストーリー全体を軽く、明るく描いています。
アリスはどこか不器用で、周囲にうまく順応できないところがあるけれど、大切な人や仲間を見つけることが、人間にとってどれだけ大切なことかに気づいていく。そして、ワンダーランドの仲間の過去や、時間を操る番人“タイム”との戦いを通じて、「大切な人々と、今という時間を生きることの大切さ」を学ぶのですが、それこそがこの映画のメッセージでもあります。
スザンヌ・トッドさんが
映画プロデューサーの
仕事を選んだきっかけは?