第2章志望校の決め方は「なんでもあり」!?
オープンキャンパスの活用法編

1.オープンキャンパスに行くべき理由と参加の準備

行くべき理由は「ナマの情報」を知ること

この「ナマの情報を知ることができる」というのが、オープンキャンパスに行くべき一番大きな理由です。

自分が行きたいと思っている大学や、興味を持っている大学に実際に足を運び、学生や先生の話を直接聞くことは、これ以上ない受験勉強のモチベーションアップのきっかけになります。

百聞は一見にしかず、と言うように、いくらネットで情報を調べたりTwitterなどのSNSで大学生の声を拾ったりしていても、自分が知りたい「ナマの情報」に触れることは難しいので、「直接聞くことができる」のは何事にもまさります。

オープンキャンパスは、そのような体験が可能な「ほぼ唯一」の場。学生の声を直接聞くことで「こんな大学生になりたい!こんな大学生活を送りたい!」と思えることもありますし、体験授業を受けてみて「この分野・学部が面白そう!」と志望するきっかけがつかめることもあります。

さらに、学生からは受験勉強などの体験談を聞けることがあります。その大学に合格している人が実際にやっていた勉強法を聞けるので、参考にできるところもたくさん見つかるかもしれません。

このようにオープンキャンパスは、「この大学に絶対合格して、この大学に通いたい!」という決め手やモチベーションが上がるきっかけを掴むようなプログラムの宝庫です。

参加準備をしっかりしておこう

そんなオープンキャンパスを最大限に活用するには、しっかり準備をしておくことが不可欠です。せっかくオープンキャンパスに行っても「見学するだけで終わっちゃった…」とか、「ホームページを見てみたら予約必須で満員だった…」となってしまうともったいないですよね。

オープンキャンパスに参加する前に準備すべきこと
  • 参加申込方法を事前に確認し予約できる場合は予約する
  • 事前に大学ホームページをしっかり読んでおく
  • 事前に入学案内パンフレットを請求して大学の基本情報を手に入れておく
  • (リアル開催の場合)現地までの移動方法を確認する
  • (オンラインの場合)Zoomなど視聴機器の準備をしておく

オープンキャンパスに参加する前に、なるべくこれらのことを準備しておきましょう。 特に参加申込方法は、オープンキャンパス自体や、説明会などの個別プログラムが予約必須になっていることも多く、人気のある大学だとすぐ枠が埋まってしまうこともあります。早めにオープンキャンパス開催情報を調べて予約開始日を確認しておきましょう。

また、大学ホームページや入学案内パンフレットは、当日の説明会や相談会で「どういう質問をするか?」を予め考えておく上でとても重要です。せっかく直接話を聞ける機会ですから、ホームページに載っていないような情報を聞き出したいですよね。当日の時間も限られているので、必ず下調べをして質問したいことリストを作っておくようにしましょう。