必勝法…心得
その弐「基礎」だけを徹底的に!
教科書以外は必要ナシ!
推薦入試で試される学力は、とにかく「基礎」です。大学側は、普段の学業成績も見ているわけですから、推薦入試における学力試験は「成績通りの学力を本当に持っているか」という確認の意味で行われるのです。
推薦入試対策のバイブルは、ズバリ「教科書」です。それ以外はほとんど必要ないと断言してもいいでしょう。とにかく「基礎」を固めていけばいいのですから、まず一通り、教科書を読み返してみましょう。その中で、よく理解していない部分があったり、覚えきれていない個所があったら、そこを反復して読み直します。学校の授業のノートも一緒に読み直し、どうしても分からないところがあったら、学校の先生に質問してみるといいでしょう。学校の定期試験の問題を再度解いてみるのも有効です。
推薦入試の学力試験で出題される問題は、ほとんど素直な問題で、学校の授業を真面目に聞いてきた人ならば得点できるものばかりです。テクニックは必要ありません。英語ならば基礎的な単語・熟語・構文を、国語では漢字・熟語・(必要に応じて)古文単語、数学は公式や解法など、「誰でもできる」部分は絶対に落とさないように徹底して復習しておくことです。
「めちゃ得意」は不要! 「苦手」をなくせ!
得意科目を重視するような一部の入試を除き、ほとんどの推薦入試が求めているのは、すべての科目をまんべんなく勉強してきたバランスのとれた生徒です。好きな科目、得意な科目ばかりに重点を置いて勉強するのは、あまりいい選択肢とはいえません。苦手科目があったら、そこを集中的に補強し、平均点がとれるレベルまで持っていきましょう。
推薦入試対策のポイントは、一にも二にも「学校の授業」をおろそかにしないことです。評定平均値は、出願基準だけでなく、重要な選考基準の一つとして利用されます。
学校の成績を落とすことのないように気をつけましょう。また、塾や予備校ではなく、学校の先生を上手に利用し、質問などをして指導を受けるようにするといいでしょう。