第6章《高校1&2年生必読》
分析が終わったら、いざ計画!
まずは年間の計画を立てよう
3.科目の優先度に要注意!
共通テスト科目や数学・理社は「学校の授業」もフル活用
一般的な勉強の優先順位が掴めたら、ここからは3つ目の「個人に合わせた優先度の調整」に入ります。最後の優先順位の調整のときに考えるべきことは「共通テスト・個別試験の配点を見る」ことと「学校の授業の活用度合いを考慮する」ことの2点。
「共通テスト・個別試験の配点を見る」は、今までのコラムですでに説明したとおりですが、まだ調べていない人はすぐに調べましょう。例えば、文系で勉強時間に余裕がなければ、得点が伸びづらい現代文は最低限の勉強時間とするのも手ですし、逆に理系で英語より理科や数学の配点が高い大学を受ける場合だと、理科の優先度を少し上げて英語を少し下げることも考えるべきです。
もう一つ、学校の授業の活用もポイントとなります。共通テストでしか使わない科目や勉強時間がかかる理系科目は、学校の授業で基礎を身に付けきるつもりで取り組むのも手。これができるのであれば理科の自学自習の優先度は多少下がってもいいですし、共通テスト科目は高3の秋以降から取り組んでも十分に得点を伸ばしやすくなります。逆に学校の授業が分かりづらいなどの場合は、これらの科目の優先度は下げられませんし、共通テスト対策も夏には取り組み始めなければいけません。
考えることは多いですが、大まかな優先度をもとにひとつひとつ整理していきましょう。