第1章志望校の決め方は「なんでもあり」!?
志望校選びのポイント
3.期限を決めて志望校を決めよう
「期限を決める」ことで、早いうちに勉強に専念できる!
いくらでも悩んでしまいがちな志望校選択だからこそ、必ず「期限を決めて」選ぶようにしましょう。
例えば、「夏休みが始まる前までには第一志望校を絞る」という形でもいいですし、高1生であれば「夏休み中に色々調べて、10月末にはとりあえず決める」と言う形でもOK。ここで大事なのが「とりあえず」でもいいから期限を守ること、そしてそのタイミングで志望校が決まったら、その大学を目指して勉強を進めることです。
期限を決めて志望校を決めることで、目標がはっきり定まり「どういう勉強をすれば良いのか?」「どの科目が一番大事なのか?」など、わかることが増えていきます。逆に言えば、志望校が決まらないことには受験勉強は始まらないのです。早くから受験勉強をスタートさせればそれだけ有利になるわけですから、期限を決めたらそれまでに志望校を決めて、勉強に専念できる環境を早めに作っていきましょう。
志望校は変わる可能性だってありますし、成績の伸び次第でレベルを上げることも下げることもあります。僕の塾の生徒でも、受験前の10月に「やっぱり自分がやりたいことは看護よりも福祉に近いものだった。今から文系学部もいくつか受けるように対策したいです」という人や、「成績が思ったより伸びてきたのでもう少し上の大学も受けてみます」という人もちらほら。もちろん志望校が変わることで対策も変わるため勉強が大変にはなりますが、そうやって対策を変えることも可能なわけです。だから「とりあえず」決めるということでもOK。何より「期限までに決める」ことが大事だと心得ておきましょう!
最後は「エイヤッ!」と決めてしまおう。
「そんなことを言われても、やっぱりぎりぎりまで悩んでしまう…」という人は、最後は思い切って「エイヤッ!」と決めてしまうことも大事です。先ほどもお伝えしたように、いつでも志望校を変更する事はできるわけですから、いつまでも悩んでなかなか勉強が進まないよりも、とりあえず「ここだ!」と思い切って決めてしまって、しばらく勉強に専念するほうがプラスに働きます。人間はどうしても最後まで悩んでしまう生き物ですが、一度「エイヤッ!」と決めた選択肢であれば、意外とどんな選択であれ後悔なく先に進めるものです。
何度も言いますが、いろいろな大学を調べたら、あとは「期限を決めて」最後は「エイヤッ!」と志望校を選んで、受験勉強のスタートを早めに切れるようにしましょう。