第1章志望校の決め方は「なんでもあり」!?
志望校選びのポイント
1.志望校は、どんな理由で決めてもいい!
「この大学がおしゃれだから!」「モテたいから!」でもいい!
実は、志望校選びは必ずしも「将来の職業」から考える必要はありません。だって、いま考えている「将来の夢」は変わる可能性も十分にありますよね。もし「銀行に勤めたい」と思って経済学部に行っても、大学で勉強しているうちにエンジニアになりたくなった…なんてこともあります。どうせ変わる可能性があるんだから、もっとイメージしやすい「どんな大学生活を送りたいか?」「どんな勉強に興味があるか?」をもとに決めても全然OKです。
実際いろいろな高校生の相談を聞いていても、「学校の授業で古文に興味をもったから、大学でも文学部の国文学科があるところがいいかなと思っています」とか「留学してみたいから国際関係の学部に!」というのを聞いたことがあります。これだけ聞くと「ちゃんと考えていて偉いな!」と思ってしまいますが、「何となくこれに興味があるからこの学部かな?」というノリでも全然問題ありません。
中には「キャンパスが広くて自然が多いところに住みたいから、北海道の大学を目指してます!」とか「渋谷とかに近くておしゃれな人が多い大学がいい!」という感じで決める人もいます。かくいう僕だって、出身は熊本なんですが「東京に住んでみたいから!」というのと「優秀な人にたくさん会って将来の選択肢を広げたいから!」くらいの理由で東京大学を目指しました。
そういった「こういう大学生活を送りたい!」「大学でこういうことをしたい!」という動機から決めるのは、受験勉強に対するモチベーションも上がりやすいため、むしろ理にかなっているというわけです。
一番大事なのは、「なんでもいいから、理由をもって志望校を選ぶ」こと。たくさんの人と関わりたいからとか、大学に入ってモテたいから、とかでも自分がイメージできれば全然問題ありません。むしろ、そうやって「なぜこの志望校に行きたいのか」という理由をはっきりとさせておくことが、受験勉強にプラスに影響してくるわけですね。
将来やりたいことに限らず、大学でどういう生活を送りたいか、どういう人になりたいかをイメージして、それを達成できる・その実現に近づける大学を探していく、というのが、志望校選びの第一歩です。
次は、「そうはいっても大学はたくさんあるし悩んじゃう…」という疑問に答えていきましょう!