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2025/10/1
「防災・エネルギーセンター」を開設
千葉商科大学は、防災やエネルギーに関した現代社会の課題に対し、実社会で活躍できる人材の育成を目的とした「防災・エネルギーセンター」を9月24日に開設した。
近年、自然災害の激化や気候変動、エネルギー問題は深刻化し、社会の持続可能性に関わる課題は複雑化している。なかでも防災とエネルギーは深く関わり、災害時の電力確保や安定供給に加え、気候変動への「適応」としての備えや「緩和」を意識した再生可能エネルギーの活用も重要となっている。また、これらの情報を正しく理解し活用する力や、SNSなどによる情報発信の影響を踏まえた倫理的判断力も、現代人に求められている。同大学ではかねてより、各学部のゼミナールやアクティブ・ラーニングを通した防災教育や、大学所有のメガソーラー発電所やキャンパス屋上太陽光パネルなどの発電量と大学のエネルギー使用量を同量にする「自然エネルギー100%大学」の取り組みを学生とともに実施してきた。「防災・エネルギーセンター」では、これまでの取り組みを体系化することで、知識やノウハウを共有し、学生の人間形成につながる実践的な学びとなるようさらに発展させていくことを目指している。