編集部がお届けする教育ニュース

  • 教授・スタッフ

2025/10/1

室伏広治氏が副学長及びグローバルスポーツサイエンスセンター(仮称)準備室長に就任

東京科学大学(Science Tokyo)は、2026年4月に国際医工共創研究院内に「グローバルスポーツサイエンスセンター(仮称)」を設置するにあたり、「グローバルスポーツサイエンスセンター準備室」を10月1日に開設。また、同準備室長および同大学副学長(スポーツサイエンス担当)に、室伏広治氏が就任した。
2020年10月から2025年9月末までスポーツ庁長官を務めた室伏氏は、2004年アテネ五輪男子ハンマー投げで金メダル、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得し、日本選手権20連覇を達成した元オリンピック選手。「グローバルスポーツサイエンスセンター(仮称)」は、アスリートの競技復帰支援やパフォーマンス向上、外傷・障害の予防、さらには自己管理能力の向上を通じて、選手寿命の延伸に貢献してきた。
「東京科学大学病院スポーツサイエンスセンター」を発展・拡張させた拠点として構想。理工学系と医歯学系を融合した本学が持つ高度な医学・工学・情報科学・スポーツ医科学・人文社会学を基盤に「スポーツ×サイエンス×社会との共創基盤」を形成し、その成果を社会課題の解決に繋げることを目的としている。同準備室は、これまでの「選手を支えるスポーツ医療・科学の現場」から一歩進み、「スポーツを通じて社会と世界の“善き未来”を創造するスポーツ科学拠点」への進化を目指すための準備組織。2026年4月の正式なセンター設立に向けて、同大学ならではの医歯学・理工学を代表とする学際的知見と国際的な視点を結集し、体制整備と活動計画の具体化に取り組んでいくとしている。