嬉しかったのですが、初めてのことなので不安もありました。実際、声だけで表現することは想像していたよりも難しかったです。たとえば、映像でベックとザヤが離れても、私はマイクから離れることができません。その距離の変化をどう表すかなど苦労しました。
でも完成した作品を観て、自分の声が流れていることにとても感動しましたし、難しさ以上に、“もっとうまくなって、また挑戦したい”と思えるくらいのおもしろさがありました!
アフレコは基本一人だったので、公開アフレコイベントの時に初めてご一緒しました。玉森さんも声優初挑戦でしたが、雰囲気や声がベックそのものでした!玉森さんの声に引っ張ってもらって、私も自然とザヤになりきれました。
ベックとザヤの掛け合いは、実際に自分が映画の中に入ってベックとしゃべったような感覚で臨んだので、一番注目して欲しいシーンでもあります。早く皆さんに見ていただき、ぜひ感想を聞きたいです!
ザヤは芯の強さと、母親のようにベックを包み込む優しさを持ち合わせている女性です。私は声が高くそのまましゃべると幼い印象になってしまうので、ザヤの雰囲気に合うようにできるだけ低く声を出すことを意識しました。ザヤは見た目も大人っぽく、私とは正反対ですが(笑)、ベックのことを信じ続けるという一途な部分は似ていると思います。
中学2年生で始めたギターは、今でも夢中です。最近はあまり弾けていないのですが、頭の中にはいつもギターがあります。よく弾くのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズやビリー・ジョエル。ドラムが上手な友達と、スタジオでセッションをしたりもします。
いつか音楽の仕事もしてみたいですが、まだまだ人前に出られるようなレベルではないので、みんなに認めてもらえるくらい上達したら挑戦したいですね。
順調に活躍の幅を広げる
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