保健師になるには
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どんなことをするの?
地域に住むあらゆる年代の人々の心と身体の健康を守るために、病気の予防や保健指導などを行うのが保健師の仕事です。保健所や学校をはじめ、市町村の保健担当部門などで活躍します。
ここで活躍
地域の保健所や、市町村の住民の健康に関する部署で働く場合が多く、全体の約8割を占めています。赤ちゃんの集団検診や育児相談、成人病の予防、精神障がい者のデイケアなど、地域住民のニーズに合わせて幅広い年代の保健指導に応じます。最近は、高齢者の介護に関わる業務が多くなってきました。このほか、企業内で従業員の健康管理業務に携わったり、病院や診療所で療養生活の相談に応じたりすることもできます。
なるにはこれが必要!
保健師養成校または保健師の養成課程をもつ大学を修了し、国家試験に合格しなければなりません。なお、保健師養成校の大半が都道府県立です。法律では教育期間は6カ月以上と定められていますが、実際は1年間学ぶのがふつうです。専門知識・技術のほかに、相手の状態を正確に観察し対処する学識やコミュニケーション能力などが必要でしょう。また、幅広い年代の人に対応するために、指導力や説得力なども求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
保健師の賃金や労働条件は、公務員として定められています。したがって休日や夜間の業務はあまりありません。ただし、昨今の高齢者の増加に伴い、訪問介護ステーションや夜間巡回サービスが増える可能性もあり、今後は休日や夜間にも働くなど勤務形態が変わることも予想されます。
関連する資格
保健師国家試験
保健師養成課程をもつ看護学校・大学を卒業するか、看護師養成課程修了後、保健師養成学校で学び、試験に合格すると保健師の資格が得られます。
看護師国家試験
高校卒業後、看護学校・短大・大学で3年以上学び、試験に合格すると看護師の資格が得られます。
問い合わせ
公益社団法人 日本看護協会
TEL 03-5778-8831
(保健師国家試験について)
厚生労働省医政局医事課試験免許室
TEL 03-5253-1111(代)
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