舞台演出家になるには
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どんなことをするの?
舞台公演の芸術上の最高責任者として、スタッフのリーダーとなり、舞台作品の全体をまとめ上げるのが演出家の仕事です。
ここで活躍
以前は劇団所属の演出家がほとんどでしたが、現在はフリーの人も多く活躍しています。1本の演劇作品の稽古期間は基本的に40日間といわれ、その間俳優の稽古、各スタッフとの打ち合わせ、宣伝のための作業などで多忙をきわめます。舞台美術や舞台照明、音響、音楽、振り付け師といった専門家を束ね、脚本をもとに作品全体を舞台に実現するために、自分のイメージを俳優とスタッフに伝え、指示を与えます。
なるにはこれが必要!
学歴や資格は必要ありませんが、大学の演劇科で勉強したり、演劇学校に通うことは考えられます。しかし、何より必要なことは、舞台演劇についての知識と経験を身につけるために演劇制作の現場に身を置くことです。多くの舞台演出家は劇団出身で、演出部に所属して演出助手や舞台監督助手などスタッフとして働き、演出の能力を認められると、劇団内の試演会の小作品の演出を任され、力をつけて大きな作品を手がけるようになります。
これを知っておくと役立つ豆知識
日本で舞台演出を行っている人は600人ほどいるようですが、この仕事だけで生計を立てている人は、その5分の1程度でしょう。多くの演出家は演劇学校や大学で演劇を教えたり、劇作家やシナリオライターの文筆業を兼ねて生計を立てます。なかには俳優や舞台監督、舞台制作などほかの演劇の仕事をしている人もいます。
問い合わせ
日本演出者協会
TEL 03-5909-3074
FAX 03-5909-3075
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