入国警備官になるには
どんなことをするの?
近年、外国人の来日が急速に増大していますが、誰もが勝手に日本で生活したり、仕事に就いたりできるわけではありません。社会的・経済的な問題が発生するのを防ぐため、外国人の出入国を管理するのが入国警備官です。
ここで活躍
法務省所属の国家公務員として、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡にある地方入国管理局、その下部機関である7支局と61出張所、そして3カ所の入国管理センターに勤務。不法に入国したり、定められた在留資格や期間に違反した外国人を摘発し、国外に撤去させるのが入国警備官の仕事です。一方、入国審査官はすべての人の出入国審査を行い、さらに外国人に対しては日本に在留する目的別の資格と在留期間を定めて入国を許可します。
なるにはこれが必要!
入国警備官採用試験に合格する必要があります。調査の際に抵抗を受け危険にさらされる恐れもあるため、拳銃を携帯できるようになっており、そのための訓練も受けます。また強制力を行使する仕事のため、公安職として一般の国家公務員より高い水準の給与が支給されます。強い責任感と忍耐力が求められるのはもちろん、幅広い法律知識や外国語能力、外国の事情や風俗、習慣にも通じていることが必要です。
これを知っておくと役立つ豆知識
最近では入国目的を観光などと偽って入国したり、船の中に隠れて入国し、不法就労しようとする外国人労働者が後を絶ちません。また外国人による犯罪も急増。出入国管理と入国警備官の役割はますます重要になっています。
関連する資格
入国警備官採用試験
17歳以上23歳未満の日本人であれば誰でも受験できます。教養試験と作文による1次試験合格後、人物試験、身体検査などの2次試験に進みます。合格者が全員同時に採用されるわけではなく、欠員に応じて順次採用が決まります。
問い合わせ
法務省入国管理局
TEL 03-3580-4111(代)
(採用試験について)
人事院事務総局
TEL 03-3581-5311(代)
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