日本語教師になるには
どんなことをするの?
大学や日本語学校などの日本語教育施設で、外国人に日本語を教えるのが日本語教師です。日本語教師は外国人留学生の日本語能力の向上と、国際交流、途上国の人材育成に寄与する重要な役割を担っています。
ここで活躍
法務省が告示した日本語学校に勤務します。日本語学校には大学や大学院のほか、一般の日本語教育施設があります。また海外の日本語学校に派遣されて働く人もいます。日本語学校は進学コースと一般コースに分かれ、それぞれ初級・中級・上級に編成。1クラス20人以下の少人数で、たいてい1年から2年かけて教えます。なお日本語学校で学ぶ留学生の主な目的は、日本の大学、大学院などへの進学。「日本留学試験」に合格するレベルを目標に指導します。
なるにはこれが必要!
日本語教師になるには、大学で日本語教育に関する科目を修得するか、日本語教育能力検定試験に合格するなど、一定の条件を満たす必要があります。採用にあたっては、日本語教育能力検定試験合格者が優先される傾向があるようです。外国人と交流する仕事なので、それぞれの国の政治、文化、経済事情に明るいことが望まれます。また日本の文化や慣習に対する深い理解も欠かせません。教師になったあとも、セミナーなどで能力を向上させています。
これを知っておくと役立つ豆知識
勤務形態は昼間の通常勤務と、昼間・夜間の交代制勤務の2種類。女性が多く、30〜40歳代が50パーセントを占めています。また留学生が多いのは中国・韓国・台湾で、今後も増え続けると思われます。
関連する資格
日本語教育能力検定
日本語教師としての知識や能力を検定する試験。20歳以上であれば受験でき、学歴は問われません。試験1〜3があり、日本語学概論、文法、日本の歴史や地理のほか、原語学的知識・能力、日本語の教授に関する知識・能力などが問われます。
問い合わせ
(日本語教育能力検定試験について)
財団法人 日本国際教育支援協会
TEL 03-5454-5215
財団法人 日本語教育振興協会
TEL 03-5304-7815
FAX 03-5304-7813
文化庁文化部国語課
TEL 03-5253-4111(代)
FAX 03-6734-3818
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