土地家屋調査士になるには
どんなことをするの?
土地や建物などの不動産はすべて、法務局の「登記簿」に登録されています。土地家屋調査士の仕事は顧客の依頼によって土地や建物の調査・測量を行い、登記の手続きをすることです。
ここで活躍
土地家屋調査士は企業や団体に所属することはできません。すべて独立開業して仕事を行います。具体的には現地で所有者や隣人の立ち会いのもと土地の境界を確認。測量した結果を事務所で計算し、図面をつくります。業務の7〜8割が屋外での調査・測量にあてられているのが普通です。
なるにはこれが必要!
一般的には高校の土木・建築科や普通科、または大学の土木・建築・測量系の学科、法学部などを卒業した後、土地家屋調査士試験を受験。合格すると土地家屋調査士名簿に登録することができ、土地家屋調査士会に入会して独立開業の運びとなります。屋外での作業が多いため、専門の知識・技術とともに忍耐力や精神力、体力が求められる仕事です。
これを知っておくと役立つ豆知識
不動産には「表示に関する登記」のほかに、売り買いなどの時に必要な「権利に関する登記」があり、後者は司法書士が担当します。土地家屋調査士が行政書士や司法書士を兼ねている場合も多く、複数の資格をもって仕事をしている人も少なくありません。土地家屋調査士を専門に開業している人は約3割といわれています。
関連する資格
土地家屋調査士
土地家屋調査士として仕事をするために必要な国家資格で、受験資格に制限はありません。手続きに関する知識や調査・測量の技術が問われます。測量士、測量士補、建築士の資格をもつ人は試験の一部が免除されます。
問い合わせ
(仕事の内容と試験について)
法務省 民事局
TEL 03-3580-4111(代)
日本土地家屋調査士会連合会
TEL 03-3942-0050
この職業になるには
この職業に関連する学びの解説を見る