電車運転士になるには
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どんなことをするの?
通勤、通学、旅行の際の交通手段として、また貨物の大量輸送手段として、鉄道は私たちの生活に欠かせないものです。電車運転士は、電車を安全に定刻どおりに運転して、乗客や貨物を目的地まで輸送します。
ここで活躍
鉄道会社に入社して、鉄道輸送の最前線で活躍します。乗客の命を預かる公共性の高い仕事のため、発車前には担当車両が正常に稼働することを必ず確認。運転中は信号や踏切などに注意しながら、車両数や車内の混雑状況、天候などにも気を配り、時刻表どおりに駅の発着を行います。決められた区間の運転が終わると次の運転士に交代し、運転状況を報告。万一事故が起きた場合は、車掌とともに乗客の救出や誘導を行います。
なるにはこれが必要!
運転する動力車種に応じた運転免許が必要です。一般的には、鉄道会社に就職し、駅務員や車掌を経験したうえで運転士として選抜され、社内の養成所で教育訓練を受ける場合がほとんどです。養成所では、車両構造や鉄道法規などを約3カ月間学んだあと、運転士見習として約半年間運転技能の指導を受けます。運転にはつねに緊張が伴うため、ストレスに耐えられる能力や、非常事態にも冷静に対応し、適切な判断を下せる能力が求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
鉄道は昼夜を問わず運行するため、交代で勤務を行います。深夜・早朝・宿泊勤務もあり、休日も交代でとります。勤務地域は、JRの場合は全国に分布していますが、民間鉄道の運転士は全国の約4割が首都圏に、約3割が近畿圏に集中しています。
関連する資格
動力車操縦者
電車や気動車・新幹線の運転士になるために必要な免許で、試験に合格すると取得できます。ただし、指定の動力車操縦者養成所で運転講習を受け合格基準に達すれば試験が免除されます。
問い合わせ
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
TEL 03-5334-1111(代)
社団法人 日本民営鉄道協会
TEL 03-5202-1401(総務広報部)
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