鉄道車掌になるには
どんなことをするの?
鉄道車掌の仕事は、鉄道の利用客を、安全で快適に目的地まで案内することです。列車内では、車内放送で到着駅や乗り継ぎの案内をしたり、安全を確認してドアの開け閉めを行い、運転士に出発合図を出します。
ここで活躍
新幹線、首都圏を走る電車、ローカル線などさまざまな列車があるなか、民営鉄道で最も多いのが関東地区で全国の約5割、関西地区が約3割です。通学・通勤・旅行などで鉄道を利用するたくさんの人の安全に気を配りながら、列車がスムーズに運行されるようさまざまな仕事をこなします。万が一事故が起きた場合などは運転士とともに乗客の誘導や救出にあたり、関係先への連絡など適切な処置を行うことも仕事です。
なるにはこれが必要!
資格や免許は必要ありません。鉄道会社に就職し、駅務員を経験してから車掌になるための社内試験を受けるのが普通です。試験には、車掌として適格かどうかを判定する身体検査や運転適性検査と、業務知識の筆記試験とがあります。その後は退職するまで車掌を務める人もいますが、運転士になるのが一般的です。また車掌・運転士を指導監督する助役や駅長になることもあります。
これを知っておくと役立つ豆知識
鉄道は昼夜休みなく動いているため、勤務は不規則です。深夜、早朝勤務はもちろん宿泊勤務もあり、交代制で働いています。給与は月給制で、同じ年齢・学歴の駅務員に比べるとやや高めです。ほとんどが男性ですが、最近は車掌や列車内でサービスを行う列車乗務員として活躍する女性が少しずつ増えてきています。
問い合わせ
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)人事部 要員・雇用グループ
TEL 03-5334-1333
社団法人 日本民営鉄道協会
TEL 03-5202-1402
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