地方議会議員になるには
どんなことをするの?
地方議会議員は、各地方公共団体に設置された議会に出席して、議会が議決する条例、予算などを審議。住民の代表として住民の意思を行政や財政に反映させる重要な役割を担っています。
ここで活躍
議会では質問や意見を述べて議決事項の審議をするとともに、修正案を提出することもあります。また決定された条例や予算が適正に運営されているか監視を行います。住民が何を望んでいるかを把握するため、議会の活動状況を住民に報せる報告会や、住民の意見を聞く会合を開くなどの活動を日常的に行っています。住民の要望を議会に提出する「請願」を紹介することも重要な仕事です。
なるにはこれが必要!
地方議会議員選挙に立候補して、当選しなければなりません。立候補には、満25歳以上の日本国民で、立候補する地域に3カ月以上住んでいることが必要です。有権者の支持を得るには、政党に所属して活動を重ねる、議員の秘書を経験する、市民運動に参加して多くの人の賛同を得るなどの方法がありますが、いずれにせよ政治や行政についてしっかりした信念や考え方をもつことと、住民のために働くという意識が必要です。
これを知っておくと役立つ豆知識
議員定数は2011年の地方自治法改正により、上限枠が撤廃されています。基本的には年4回の定例会と必要により開かれる臨時会を合わせて、年間平均80日の会議に出席。身分は非常勤の特別職公務員で、給料は支給されず、会議出席に対する報酬などが支払われます。多くの議員がほかの職業をもちながら、議員活動をしています。
問い合わせ
立候補については、各地方公共団体の選挙管理委員会に、議会の活動状況については各地方公共団体の議会事務局に問い合わせてください。
全国都道府県議会議長会
TEL 03-5212-9157
全国市議会議長会
TEL 03-3262-5234
全国町村議会議長会
TEL 03-3264-8181(代)
FAX 03-3264-6204
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