速記者になるには
どんなことをするの?
速記とは速記符号と呼ばれる独特の文字を使って、普通の文字よりはるかに速く人の話を書き取る技術。速記者は国会や地方議会の会議録作成をはじめ、裁判の記録、学会などの会議録、後援会や座談会などの記録を行います。
ここで活躍
速記者の約4割が国会や裁判所、地方議会事務局、マスコミ関係、速記会社などに勤務。残りの6割はフリーとして一般企業や速記会社と契約を結んで仕事をします。速記符号を普通の文字に書き直すことを「反訳」(はんやく)といい、速記をとり、反訳して原稿を作成するまでが速記者の仕事です。
なるにはこれが必要!
速記者になるには、速記養成所に通学するか、通信教育で勉強し、速記技能検定に合格することが必要。最低2年間、1500時間以上の速記符号による書き取りの練習が必要だといわれます。また衆議院速記者養成所、参議院速記者養成所では、速記技能を中心に、英語・国語・時事・法律・パソコンなどを学び、速記技能検定の1級速記士の資格を取ります。国会速記者の場合、身分は国家公務員です。
これを知っておくと役立つ豆知識
速記の教育機関には、衆議院速記者養成所、参議院速記者養成所、民間の速記学校があります。速記の方式には衆議院式、参議院式、中根式、早稲田式などがありますが、習得する難しさに大きな違いはありません。
関連する資格
速記技能検定
文部科学省認定の試験。1〜6級まであり、プロの速記者として仕事をするには1級または2級の検定に合格した実績が求められます。
国会速記者
国会速記者になるには、衆議院または参議院速記者養成所で2年間学び、1級速記士の資格を取る必要があります。20歳未満の高校卒業者で、入学試験に合格すれば入学できます。
問い合わせ
社団法人 日本速記協会
TEL 03-3556-9559
FAX 03-6268-9549
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