専門学校教員になるには
どんなことをするの?
専門学校は、高校以上の教育機関卒業者を対象に、さまざまな分野の専門技術・知識の指導や実務教育を行うところ。そこで担当する教科・科目を教えるのが、専門学校教員の主な仕事です。
ここで活躍
さまざまな専門学校で、工業、農業、医療、衛生、教育・社会福祉、服飾・家政、文化・教養、商業実務といった分野の教科を教えます。専門学校の場合は、職業に直結する技術・技能や実生活で役立つ知識・教養の教育が中心。このため資格取得を目的に指導を行うこともあります。自分が担当する課程・教科についてカリキュラムを作成し、それに基づいて授業を行うほか、学校の広報活動や教務、学生の就職指導などにも携わります。
なるにはこれが必要!
専門学校の設置基準に定められた教員資格を満たす必要があります。専門学校や短大・大学卒業後、担当科目についての実務経験や研究業績を積むと、資格を取得できます。また、専門学校卒業後そのまま卒業校の教員になるケースや、企業の専門職から教員に転職する人も少なくありません。このほか、特定の専門分野について特に優れた知識・技術・技能を有する人も、教員として活躍できます。
これを知っておくと役立つ豆知識
専門学校教員として働いている人には、大学の教員をはじめほかの職業と兼業している人の割合が高くなっています。ほとんどの場合、勤務は月曜から金曜までで1日8時間労働です。なお、法的には専門学校は「専修学校」の別名。特に高校卒業者を対象に教育を行う専門課程を設置しているため、通常「専門学校」という名称になっています。
問い合わせ
文部科学省生涯学習政策局
TEL 03-5253-4111(代)
財団法人 専修学校教育振興会
TEL 03-3230-4814
この職業になるには