税理士になるには
どんなことをするの?
納税者が自分で申告をして納めることになっている所得税などの税金。一般の人には複雑でわかりにくいものです。そこで税理士は納税者の相談役となり、税額の計算や申告書の作成を行います。
ここで活躍
個人事務所を開業するケースがほとんどですが、数人の税理士が共同して事務所をもつケースも増えています。主な仕事は個人や企業などの納税者の代理として税金の申告・申請・不服申立てなどを行う「税務代理」や「税務書類の作成」、「税務相談」など。このほか会計帳簿の記帳など財務・会計に関する業務を行ったり、最近では会社経営や財産の運用・管理などのアドバイスを求められるケースも増えています。
なるにはこれが必要!
税理士試験は合格率が低く、多くの人は何年もかけて合格しています。試験に合格したあとは日本税理士会連合会に登録し、地域の税理士会に入会することが必要。税務に関する専門知識のほか、業務を正確に行うための計算能力や事務処理能力が求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
税理士試験合格者の3分の2は26〜35歳で、税理士の平均年齢は50歳代後半です。税理士の収入は、契約した顧客から主に顧問報酬というかたちで支払われます。2月中旬〜3月中旬の所得税の確定申告の時期と、法人税の申告が集中する5月が最も忙しくなります。
関連する資格
税理士試験
税理士になるために必要な国家資格。受験資格は大学・短大で法律学か経営学を修めた人、司法試験第2次試験の合格者、税務や経理・会計の実務経験のある人などで、科目別の合格率は10〜17%前後ですが、毎年の最終合格率は2%前後の狭き門です。
問い合わせ
日本税理士会連合会
TEL 03-5435-0931(代)
FAX 03-5435-0941
国税庁長官官房人事課
TEL 03-3581-4161(代)
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