将来就きたい仕事を見つけよう仕事図鑑生産・品質管理技術者になるには?

生産・品質管理技術者になるには

どんなことをするの?

メーカーにおいて、経営陣が決定した大筋の製品の生産計画に基づき、安全で質のよい製品を経済的につくっていくための短期・中期・長期の生産計画を具体的に立てていくのが、生産・品質管理技術者の仕事です。

ここで活躍

メーカーの生産品質管理部門などで働きます。製造を担当する人員、設備の手配、材料の在庫調整などについて、社内の関係部門の意見を集約し、最良の生産計画を策定します。計画実施後は生産目標が滞りなく達成できるよう、進捗状況や製品の品質を毎日チェック。異常があれば原因を調査し、計画どおり進むように修正します。また、製品を納品したあとに万一顧客からクレームが発生した場合には、すみやかに対応し解決を図ります。

なるにはこれが必要!

科学技術や安全管理、品質管理などの知識が必要なため、大学の理工学部や生産工学部、高校などの機械・電気・化学系など「モノづくり」に関連する学科で学びます。メーカーに入社し製造部門で10年程度実務を経験すると、勤務成績や技術、能力によって選ばれます。主任になるとまずは小規模な生産計画を担当。その後、係長、課長へと昇進していきます。創意工夫ができること、やりくりが上手であることも求められる資質です。

これを知っておくと役立つ豆知識

全従業員のうち生産・品質管理技術者が占める割合は、2〜5パーセントという企業がほとんど。計画の良否が企業の業績を左右するので、やりがいのある仕事といえるでしょう。能力や実績によってはほかの部門に比べて早い昇進が望めることも。社内研修や通信教育を受けて関連資格を取得することが奨励されています。

問い合わせ

(生産マイスター検定について)
一般社団法人人材開発協会
TEL 03-6362-4370
(品質管理検定(QC検定)について)
財団法人 日本規格協会QC検定センター
TEL 03-3583-8008
FAX 03-3582-0698

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