図書編集者になるには
どんなことをするの?
教科書や辞典、文芸書やコミックス、絵本などさまざまな種類の本が出版されていますが、これらを企画・編集するのが図書編集者です。
ここで活躍
ほとんどが出版社の社員として働いています。出版社には広範な分野をカバーしている総合出版社、各分野の専門出版物を刊行している専門出版社があります。それ以外に、新聞社の出版局、大学の出版部、編集プロダクションでも働いています。仕事は、まず読者のニーズを調査・検討し、切り口や著者を考えて、著者に執筆依頼をします。著者から原稿を受け取ると、原稿整理をして体裁を整え、文字を校正し、印刷・製本の手配をします。
なるにはこれが必要!
出版社の募集に際して、学歴や専攻などを問われることは少ないですが、幅広い知識が要求されるため採用される人の多くは大学卒業者です。専門学校で編集技術やデザインを学んで就職する人もいます。学術書などの専門出版社では学問分野の知識が求められる場合もあります。文章や出版物に対しての関心と、社会の出来事や動きに対する強い興味、新しい本を生み出す豊かな創造力、また高い事務処理能力が求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
出版社の7〜8割が東京に集中しています。東京以外でも各主要都市に、各地域に関連した出版を手掛ける地方出版社もあります。本の種類には、小説や詩などの創作物、対談集や座談会、辞典や辞書、論文集や教科書などがあり、多種多様です。労働時間は、著者らとの打ち合わせ、制作進行の状況により不規則になりがちです。
問い合わせ
社団法人 日本書籍出版協会
TEL 03-3268-1302(総務部)
FAX 03-3268-1196
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