手話通訳者になるには
どんなことをするの?
手話通訳者の仕事は、聴覚障がい者の対話手段の一つである「手話」を、耳の聞こえる人のために音声言語に訳したりすること。聴覚障がい者をサポートしてさまざまな人とのコミュニケーションを可能にします。
ここで活躍
地方自治体などの福祉担当課や、聴覚障がい者の情報提供施設、障がい者福祉センターなどで働きます。また、ほかの職業と兼業しながら手話通訳派遣センターなどに登録し、要請があったときに活動する登録手話通訳者として働く道も。手話通訳は、聴覚障がい者の職場をはじめ講演会、テレビの視聴、医療、裁判などさまざまな場面で求められますが、とくに生命や権利に関わる医療現場や裁判では、専門用語を理解して仕事を行う必要があります。
なるにはこれが必要!
各都道府県が行う手話通訳者養成講習会や地域の手話サークルで手話を学び、聴覚障がい者との交流を通して経験を積んで、仕事に就く人が多くなっています。手話通訳者養成機関としては「国立身体障害者リハビリテーションセンター学院」があります。手話通訳士の資格は必須ではないものの、取得していたほうが採用には有利といえるでしょう。ただし、一人前の手話通訳者になるまでには、少なくとも4〜5年の経験が必要です。
これを知っておくと役立つ豆知識
公的資格の手話通訳士として登録されている人は2800人ほどで、平均合格率は約20%です。
関連する資格
手話通訳士
資格を得るには、手話通訳士試験に合格し社会福祉法人聴力障害者情報文化センターに登録する必要があります。受験資格は20歳以上で、3年程度の手話通訳経験を有することが受験の目安になっています。
そのほか、各都道府県で認定しているものがあります。
問い合わせ
(手話通訳士試験について)
社会福祉法人 社会福祉法人聴力障害者情報文化センター
TEL 03-6833-5001
FAX 03-6833-5000
一般社団法人 日本手話通訳士協会
TEL 03-6906-8360
FAX 03-6906-8359
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