歯科技工士になるには
どんなことをするの?
歯科治療に使用される義歯や入れ歯、歯の詰め物などを、歯科医師の指示に基づいて加工するのが歯科技工士の仕事。歯科治療を陰で支える、いわば「歯の細工師」です。
ここで活躍
歯科技工所や歯科診療所で活躍できます。また、技術を磨いて歯科技工所を独立開業することも可能でしょう。主な仕事は、歯科医師の指示に従って人工的な歯である「義歯」などをつくること。歯科医師がとった患者の歯型から模型をつくり、合成樹脂や金属、セラミックスなどで入れ歯や差し歯、ブリッジなどさまざま種類の義歯を細工します。このほか、歯並びを矯正する装置をつくることもあります。
なるにはこれが必要!
歯科技工士の資格が必要です。歯科技工士養成所で2年間(夜間は3年間)学んだうえで国家試験に合格し、取得するのが一般的なルートです。なお資格取得後、技工士として一人前になるまでには5年程度の実務経験が必要といわれています。緻密な細工を行う仕事なので、手先や指先が器用な人が向いているでしょう。
これを知っておくと役立つ豆知識
働いている人の85%ほどは男性ですが、最近は女性も増えてきました。作業は技工室と呼ばれるところで座ったまま行う場合がほとんどです。義歯を加工する際には、合金や合成樹脂などを溶かしたりするため熱やにおいが出ますが、気になるほどのものではありません。
関連する資格
歯科技工士国家試験
問い合わせ
社団法人 日本歯科技工士会
TEL 03-3267-8681
FAX 03-3267-8650
(歯科技工士国家試験について)
厚生労働省
TEL 03-5253-1111(代)
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