行政書士になるには
どんなことをするの?
行政書士の仕事は、個人や事業主の依頼を受け、都道府県庁や市町村役場、警察署など官公署に提出する書類を作成したり、提出手続きの代行をしたりすることです。契約書など、権利や事実を証明するための書類も作成します。
ここで活躍
行政書士の事務所は、都道府県庁、市町村役場、警察署、陸運局など官公庁周辺に集中。作成する書類は、会社の設立手続き、自動車を買った時の登録申請、外国人の在留資格の更新や変更手続きなど3000種類にものぼります。最近では、遺産分割のための協議書の作成や、遺言書の作成などの依頼も増加。それぞれ得意分野をもって仕事をしている人が多いようです。
なるにはこれが必要!
行政書士の資格を取り、行政書士会に登録・入会すると、仕事を始めることができます。行政書士事務所に勤務して、経験を積んだうえで独立するケースが多いようです。土地家屋調査士、司法書士、社会保険労務士など関連したほかの資格をもっていると、仕事の範囲が広がります。法令に関係した書式についての知識と理解力、特に商業登記や法人登記、建設業法、不動産や農地法に関する知識が大切になるほか、文章力も求められます。
これを知っておくと役立つ豆知識
男性が大部分で、司法書士や土地家屋調査士と兼ねている人が約半数を占めます。書類作成料1枚いくらとか、相談料1時間いくらというように、報酬というかたちの収入を得ます。なお最近ではパソコンやファクシミリ、フロッピーディスクや電子メールを利用しての許認可申請も行われるようになっています。
関連する資格
行政書士
行政書士になるには、まず国家試験に合格し資格を得る方法があります。そのほかに、弁護士、弁理士、公認会計士、税理士の資格をもつ人や、公務員として行政事務を17〜20年以上経験した人は、無試験で資格を得ることができます。
問い合わせ
日本行政書士会連合会
TEL 03-3476-0031(代)
FAX 03-3463-0507
財団法人 行政書士試験研究センター
TEL 03-5251-5600
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