航空管制官になるには
航空管制官の目指しかたを動画でチェック
どんなことをするの?
航空管制官は、航空路や空港での事故を防ぐため、自分の目やレーダーで得た情報からすばやく飛行機の位置関係を把握し、離着陸の許可、飛行の方向、高度などの指示をパイロットに出して空の交通整理をします。
ここで活躍
航空管制官は、国内の主要空港と札幌、東京、福岡、那覇にある航空交通管制部、航空交通管理センターに勤務します。空港では管制塔からつねに自分の目で監視を行い、空港と周辺空域をにいる航空機すべてに注意を払っています。そして離着陸の方法や順番の指示を無線電話で次々とパイロットに指示します。またレーダーで半径100kmほどの範囲で飛行の方向や高度を指示、誘導します。航空交通管制部では日本の空全体の交通整理を行っています。
なるにはこれが必要!
航空管制官採用試験か航空保安大学校学生採用試験に合格し、研修を受ける必要があります。この研修中に航空無線通信士の資格を取ります。研修修了後に各地の管制施設に配置され実地訓練を重ねて、技能試験に合格後、航空管制官に任命されます。英会話と英文読解力、航空機、気象、航空管制に関する法律や規則などの知識が必要とされます。ちょっとしたミスが大事故につながりますので、集中力、判断力、機敏さなどが要求されます。
これを知っておくと役立つ豆知識
管制官の身分は「航空保安職員」で、全員が国土交通省に所属する国家公務員です。女性も増えています。空港によって交替制で勤務し、国際空港や空港交通管制部では24時間交代でカバーするので、早朝勤務や深夜勤務があります。管制塔は空港全体が見わたせるように全面ガラス張りとなっています。
関連する資格
航空管制官採用試験
航空管制官になるための採用試験です。
人事院各地方事務局(所)、または航空保安大学校
TEL 072-458-3917
問い合わせ
国土交通省航空局
TEL 03-5253-8111(代)
航空保安大学校
TEL 072-458-3010
FAX 03-3747-0475
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