将来就きたい仕事を見つけよう仕事図鑑果樹栽培者になるには?

果樹栽培者になるには

どんなことをするの?

果樹園を運営し、季節を彩るさまざまな果物を生産するのが果樹栽培者の仕事。ほとんどが家族経営の農家で、手間と時間をかけて果物を栽培しています。

ここで活躍

家族で果樹園を経営する場合がほとんどですが、なかには法人化した組織が運営している果樹園もあります。仕事の内容は、果樹の開花時に受粉環境を整えることや、ひとつの果実が大きく育つよう間引きする「摘果」、果実を保護する袋がけ、収穫など。作業には一つひとつ手で行うものが多く、人手と時間がかかります。このほかにも、病害虫の防除や果樹の枝の整理、出荷作業や機械の保守・修理などを行います。          

なるにはこれが必要!

学歴や資格などは特に必要ありませんが、大学や高校の農学系学科で果樹園芸について学んでいると有利といえるでしょう。最近は、農業者大学校や国立の果樹試験場で果樹コース研修(2年)を受けてから入職する人が増えています。果樹園を運営するにあたっては、体力はもちろん、果物の販売方法・ルートを工夫したり、品種改良や新たな技術の習得に努めることが必要です。

これを知っておくと役立つ豆知識

労働時間は1日8時間ほど。休日は週に1回程度です。収穫期は特に忙しいため、パートタイマーを雇います。収穫した果実の多くは農協などを通じて出荷しますが、最近は果実のもぎ取り体験ができる観光果樹園を開いたり、宅配サービスや直売を行う果樹園も出てきました。

問い合わせ

農林水産省生産局果樹花き課
TEL 03-3502-8111(代)
各都道府県庁の農業技術課あるいは農業関係の担当課
日本園芸農業協同組合連合会
TEL 03-5492-5420 
FAX 03-5492-5430
全国農業会議所
TEL 03-6910-1121

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