将来就きたい仕事を見つけよう仕事図鑑演芸家になるには?

演芸家になるには

どんなことをするの?

演芸家は、寄席や演芸場、催しなどで、自分の芸を披露して観客を楽しませます。芸の分野は落語、漫才、講談、浪曲、奇術(マジック)、曲芸など非常に多彩で、漫才や奇術などを除くと一人で演じる芸が多いようです。

ここで活躍

演芸家は、興業会社、芸能社、プロダクションなどに所属して仕事をします。寄席の代表である落語家は、噺家(はなしか)ともいい、市井の人々の日常生活や出来事を面白おかしく絶妙な話芸で聞かせてくれます。噺には決まった台本はなく、師匠にネタを語ってもらい覚えていきます。座布団に座り、手ぬぐいや扇子を巧妙に使い、いろいろな場面を表現し、何人もの登場人物を演じ分け、噺の状況に観客を引き込んで楽しませます。          

なるにはこれが必要!

芸を磨く向上心と情熱、上下関係やしきたりなどが厳しいので、それに耐える力が必要です。まずは演芸家に入門して、修業を積んでいきます。落語家では、師匠に入門して2〜3年は「前座」修業、「ふたつ目」、師匠と呼ばれる「真打ち」へと階級が上がっていきます。大阪ではこの階級制はありません。話芸では、声の使い方や明瞭な発音を、稽古を通して身に付けます。曲芸やマジックでは身体的な訓練が必要です。

これを知っておくと役立つ豆知識

演芸界の大部分が東京と関西に活動拠点を置いています。ひとつの仕事ごとに出演料(ギャラ)を受け取ります。寄席の出演料にはランクがあり、その日の観客数に応じて支払われます。衣装や小道具などは自前で準備しなくてはなりません。落語家や漫才師の若手は、遊園地の催しや結婚式などの司会が重要な仕事の一つです。

問い合わせ

公益法人上方落語協会
TEL 06-6354-7727(事務局)
FAX 06-6354-4433
社団法人 落語協会
TEL 03-3833-8563
FAX 03-3833-8599
公益社団法人 落語芸術協会
TEL 03-5909-3080
FAX 03-5909-3082

この職業になるには