パイロットになるには
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どんなことをするの?
パイロットは、航空機を操縦する専門家。大型の定期旅客機などは機長と副操縦士の二人で操縦を行いますが、写真撮影などを目的とした小型飛行機は飛行プランの作成から操縦までを一人のパイロットが行います。
ここで活躍
航空会社に勤務し、地上勤務を経て飛行業務に携わります。パイロットの仕事は、出発前に飛行プランなどを決定することから始まります。その後、エンジンなどを点検して離陸しますが、技術的に難しい離着陸時の操縦は機長と副操縦士が協力して行います。飛行中は管制塔と連絡を取り合い、通信モニターやさまざまな計器をつねに監視します。また、機長は乗客の命を預かる責任者。ハイジャックなど不測の事態にも対処しなければなりません。
なるにはこれが必要!
大型旅客機の操縦には「定期運送用操縦士」、小型飛行機の操縦には「事業用操縦士」の資格が必要です。航空大学校などのパイロット養成機関を修了し、試験に合格すると事業用操縦士資格と計器飛行証明を取得できます。その後、航空会社で一定の飛行経験を積んで定期運送用操縦士試験に合格すると、定期便の操縦ができます。専門知識・技術のほか、非常事態にも対応できる冷静な判断力や管制塔と交信するための英語力も欠かせません。
これを知っておくと役立つ豆知識
給与は基本賃金と乗務手当に分かれており、乗務手当は飛行経験年数などに応じて異なります。月の平均勤務日数は18.5日。数日間乗務したあと、数日間休日をとるというサイクルになっています。定期的に行われる健康診断にパスしないと飛行できないため、心身ともに健康を保つことが大切です。
関連する資格
定期運送用操縦士
国内線・国際線の定期航空路のパイロット資格。パイロット養成機関修了後、長い訓練と実務経験が必要です。
事業用操縦士
農薬散布や報道関係の撮影など、航空機使用事業のための飛行機を操縦できる資格です。ある程度の飛行経験が必要です。
問い合わせ
社団法人 日本航空機操縦士協会
TEL 03-3501-0433
国土交通省
TEL 03-5253-8111(代)
独立行政法人 航空大学校
TEL 0985-51-1211
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