弦楽器製造工になるには
どんなことをするの?
優れた性能と音色がソプラノに似ていることから「楽器の女王」と呼ばれるバイオリンを、手づくりするのが弦楽器製造工です。
ここで活躍
国内の数少ない弦楽器専門の大きな工場のほかは、10人未満の小さな工場か個人の工房が働く場となります。ギター工場でも一部バイオリン製作を手がけるところもあります。大きい工場では、作業を手工部、塗装部、仕上部に分けて行っているようです。バイオリンをひとりで製作する場合、1丁につき2〜3カ月かかるそうですが、通常は一度に5丁ほどを手がけ、5カ月で同時に完成させるなどしています。
なるにはこれが必要!
学歴は関係ありませんが、早く上達するには、弦楽器製作の専門学校や個人工房で訓練を受け、知識や技術を身につけることです。また、ベテランになると出荷前の調整なども行うので、多少の演奏技術は身につけたほうがいいでしょう。ただし、採用は大きな工場でも年に数人、工房では欠員が出た場合にしか行わないので、狭き門です。
これを知っておくと役立つ豆知識
ある程度一人前になると、独立・自営する人が多いようです。しかし、そのためには長期間にわたっての修行が必要です。バイオリン従事者は国内に約500人いて、男女比は9対1ですが、最近は女性も少しずつ増えているようです。
問い合わせ
日本弦楽器製作者協会
TEL 043-423-3676
FAX 043-423-3676
全国楽器協会
TEL 03-3251-7444
FAX 03-3252-7246
この職業になるには
この職業に関連する学びの解説を見る