デパート外商部員になるには
どんなことをするの?
デパートでは、店内の売り場で商品を売るほかに、顧客のもとに直接出向いて商品を売ったり注文を取ることもしています。こういった方法で商品を販売することを「外商」といいます。
ここで活躍
デパートに就職して外商部員になると、得意先を訪問するほか、積極的に外回りして新規の顧客を獲得します。外商には法人外商と個人外商とがあり、法人外商の場合、大企業の総務部・購買部や中小企業の担当者を訪問、個人外商では顧客の家庭を訪問して注文を取ります。ちなみに法人外商で扱う商品は会社関係の贈答品や記念品、販促用品、事務用品、備品など。個人外商の場合は高級呉服や宝石、貴金属、美術品などが多いようです。
なるにはこれが必要!
デパートの全従業員のうち外商部員が占める割合は5〜20パーセント。その80パーセントは男性です。外商部員になるのは店舗の販売員として経験を積んでからの場合が多く、初めは先輩社員に同行して顧客を訪問。販売活動をしながら教育・訓練を受けます。客が必要としているものを先取りし、商品の提案を行うために求められる資質は、情報収集力、企画力、説得力。商品だけでなく、自分を売り込んで顧客の信頼を得ることも大切です。
これを知っておくと役立つ豆知識
顧客の都合に合わせて活動するため、外商部員の勤務時間は店舗の販売員に比べて不規則になりがち。そのためフレックスタイム制を採用するところも多いようです。また法人外商の場合は得意先の企業が営業している平日の訪問が多く、個人外商の場合は顧客の都合に合わせて、日曜や祝日にも訪問します。
問い合わせ
日本百貨店協会
TEL 03-3272-1666
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