ディーラーになるには
どんなことをするの?
テレビやラジオのニュースで毎日伝えられる為替相場。その変動を利用したドルや円の売り買い、また株式や債権、円資金などの売り買い・貸し借りによって利益を生み出す業務をディーリングといいます。この業務を行う人がディーラーです。
ここで活躍
銀行や証券会社をはじめ、生命保険・損害保険会社など、金融機関のディーリング部門で働きます。たとえば銀行が行う為替ディーリングでは、ディーラーが「この先ドルが高くなる(相場が上がる)」と予測すると円を支払いドルを買います。その後ドルが上がった時にこのドルを売れば利益が出ますが、反対にドルが下落すれば損失が出ることになります。
なるにはこれが必要!
ディーラーになるには特に資格はいりません。金融機関に就職し、希望・適性に応じてディーリング部門に配属されることになります。政治・経済の動きによって変動する相場を予測するには、相場だけでなく政治や経済に関する深い知識と経験が不可欠です。また日本だけでなく、つねに世界の動きに注意を払っている必要があります。
これを知っておくと役立つ豆知識
為替ディーリングの場合、東京証券取引所のように特定の場所があるわけではありませんが、東京市場で外国為替取引が行われるのは9時から15時まで。ただし世界各国で絶え間なく変動する為替や金利の動きに注意を払い続ける必要があるため、勤務時間は不規則です。また瞬時に数十億の資金を動かすこともある責任から、ディーリングの間は相当な緊張を強いられます。体力的にも精神的にも厳しい仕事といえるでしょう。
問い合わせ
全国銀行協会
TEL 03-3216-3761
社団法人 全国地方銀行協会
TEL 03-3252-5171
社団法人 信託協会
TEL 03-3241-7135
FAX 03-3241-7200
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