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【福祉系】
福祉

高齢者、児童、障害者などの社会的弱者が安全で健康な生活を送るための社会環境や制度を研究し、実践的な援助技術を身につける。
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どんな学科がある?

社会福祉学科、介護福祉学科、生活福祉学科、人間福祉学科、現代福祉学科、コミュニティ福祉学科、福祉文化学科、福祉経営学科、福祉貢献学科、福祉心理学科、福祉情報学科、生活福祉学科、精神保健福祉学科、ソーシャルワーク学科など

どんな学問?

老齢者、児童、心身の不自由な人、生活に困っている人らの相談に応じ、それぞれが安全かつ健康で充実した生活を送るための社会環境や社会制度、地域の在り方、援助システムを研究する。専門分野には障害者福祉、児童福祉、老人福祉、地域福祉、企業福祉、社会保障、援助技術などがある。急速に高齢化する日本だけに、福祉学の分野ではスポーツ科学や健康科学などの観点を盛り込み、生活支援にとどまらず健康をテーマとする福祉も追求されている。

■社会福祉学
社会を構成するすべての人々が人間らしく、自分らしく生きるためには何が重要かを社会科学的な視点で考えていく。併せて、そうした社会を実現する福祉サービスやシステムをつくり上げることも目指す。

■福祉心理学
福祉分野における心の問題をクローズアップ。福祉活動を求める人々の問題を、心理学、福祉学、医学など関連領域からも学ぶ。

どんなことが勉強できる?

■社会福祉学科
社会福祉原論、社会福祉発達史、社会保障論、社会福祉法制、児童福祉論、老人福祉論、医療福祉論、社会福祉方法論、社会福祉援助技術などの科目が基礎となる。そのうえで、各専攻・コースに合わせた専門科目を履修する。
1年次に社会福祉学全般の基礎科目と、各専門分野の基礎科目を並行して学ぶ。2・3年次に各専攻に分かれたうえで介護概論、地域福祉論、障害者福祉論などの専門科目を履修する。社会福祉に関連する資格取得を想定し、各種福祉施設などで実習を行うケースワークも多い。

■人間福祉学科
人間発達と福祉を両方取り扱うだけに、社会福祉学よりも研究対象がやや広い。1年次で福祉全般の基礎領域を習得する。2年次では障害者福祉論、老人福祉論など、より福祉の専門領域を学ぶとともにフィールドワークやボランティア、福祉の現場での調査・実習を行う。3年次からはゼミが開講。専門分野の研究を深めていく。

■福祉心理学科
基礎科目には、心理学、福祉心理学、発達心理学、社会学、社会福祉などの原論・概論がある。専門課程では、福祉心理学、人格心理学、社会心理学、認知心理学、家族心理学などから自分の興味に合わせて履修する。社会福祉、精神保健福祉援助技術の演習・実習科目もある。

福祉

あなたの周りの福祉

社会福祉事業法の改定に伴い、各地方自治体を中心に地域福祉活動計画を推進している。これは、地域の住民やボランティア、福祉サービスを受ける当事者が連携しあい、人と人、人と地域とのつながりがある福祉の街づくりを進めていくというものだ。「地域福祉」という概念自体は、まだ新しいものだが、近年、この分野を掘り下げていく大学教授も登場しており、今後はさらに波及していくものと思われる。

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