明治学院大学の総合型選抜入試(自己推薦AO入学試験)|出願条件・倍率・入試対策を解説

明治学院大学は、美しいキャンパスと充実の教育環境、そして留学実績の豊富さで人気を集める大学です。クリスマスが近づくと点灯される白金キャンパスのクリスマスツリー、あの荘厳かつロマンチックな雰囲気に憧れを抱いた受験生も、多いのではないでしょうか。

今回は、 受験生からの人気も高い明治学院大学の総合型選抜を、詳しく解説します。出願条件や日程、競争率、合格に向けた対策法などをまとめましたので、明治学院大学の総合型選抜を志望する高校生はぜひ参考にしてください。

※本内容は、明治学院大学公表の情報をもとに掲載しています。入試関連情報は一部予定を含んでいる場合もありますので、必ず最新の大学発行の入試要項等でご確認ください。

明治学院大学の総合型選抜(自己推薦AO入学試験)の概要

明治学院大学の総合型選抜は、別名「自己推薦AO入学試験」と呼ばれます。本記事では、簡潔に「総合型選抜」の名称で統一します。 はじめに、明治学院大学の総合型選抜の概要を確認しておきましょう。総合型選抜の全体像をつかんでから詳細情報を把握する順番で進むと、難解な制度もわかりやすくインプットしていけます。

明治学院大学の総合型選抜の狙い


明治学院大学の総合型選抜の狙いは、次のような受験生を集めることにあります。

・学部での学びに強い関心を持っている
・入学後も努力と研鑽を続ける資質と意欲がある
・学んだことを将来に生かそうという意志がある


実際、要項に記載されているアドミッションポリシーを見ても、どの学部も上記のような“意欲”“学ぶ力”に満ちた学生を待っていることがわかります。

明治学院大学の総合型選抜では、その学問領域を志望する理由や将来の目標、自分の意欲などを明瞭に説明できるよう、準備しておきましょう。

明治学院大学の建学の精神・教育理念


明治学院大学は「キリスト教による人格教育」を建学の精神とし、「Do for Others(他者への貢献)」を教育理念とする大学です。キリスト教系の大学であり、大学での学びの各所にも、この精神が息づいていることは、知っておいたほうが良いでしょう。
学びも自分のため、さらに他者のために行うものであり、学んだ内容をより良い社会の構築に生かそうとする姿勢も求められます。
自由に学べる校風を最大限に活用し、グローバル化が続く社会で、他者のために自分を活かしたい、そんな受験生に最適な大学といえます。

明治学院大学の総合型選抜の入試・合格発表日程


明治学院大学の総合型選抜は、すべての学部・学科が同一日程で行います。したがって、学部間の総合型選抜併願はできません。
2026年度総合型選抜の入試・合格発表日程は、以下のとおりです。

・第一次出願期間:9月18日(木)〜9月26日(金) ※消印有効
・第一次選考結果発表:10月22日(水)
・第二次出願期間:10 月 23 日(木)〜 10 月 29 日(水)※Web出願のみ
・第二次選考試験日:11月16日(日)
・最終合格発表日:12月5日(金)

合格発表はすべて、受験ポータルサイト「UCARO(ウカロ)」にて行われます。結果の郵送はありません。

第一次選考は書類審査で、通過した受験生のみが第二次選考に出願できます。なお、第二次選考の試験会場は、明治学院大学のシンボルとされるチャペル「明治学院礼拝堂」がある白金キャンパスです。

明治学院大学の総合型選抜(自己推薦AO入学試験)の出願条件と選抜方法

明治学院大学の総合型選抜に出願するための条件と、選抜方法を解説します。出願条件、選抜方法とも学部ごとに異なります。志望学部の項目をチェックしてみてください。

なお、全学部・学科とも共通出願資格に「出願する学科を第一志望とし、入学を確約できる者」とあります。受験生は1学部1学科のみに出願でき、合格した場合は入学が前提となる点に注意してください。

文学部


文学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
英文学 ◎ 以下の英語資格試験を保持すること
・実用英語技能検定(英検®)1 級・準 1 級・2 級合格または、合否を問わず CSE スコア 1980 点以上(2 級以上の試験に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア) 42 点以上
・GTEC(4 技能合計スコア) 930 点以上
・TEAP(4 技能合計スコア) 225 点以上もしくは、TEAP CBT(4 技能合計スコア) 420 点以上
◎ 全体の評定平均が 3.5 以上
フランス文学(A) ◎ 言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つないし複数の分野に強い関心を抱く者
フランス文学(B) ◎ 高等学校/中等教育学校(後期課程)在学中にフランス語を履修し、フランス語の評定平均が 3.0 以上
◎ 言語、文学、歴史、芸術、思想のいずれか一つないし複数の分野に強い関心を抱く者
芸術 ◎ 高等学校/中等教育学校(後期課程)在学中に、芸術分野において都道府県レベル以上の大会等に参加、入賞以上の成績をあげた者・表彰された者、各分野の活動実績を証明できる者

選抜は2段階で実施されます。
まず、提出書類が第一次選考にかけられます。通過した受験生のみが、第二次選考に出願可能です。
第二次選考の試験内容は、学科別に以下のとおりです。
学科 試験内容
英文学 ・小論文(英語によるエッセイ・300〜500 語程度)
・面接
フランス文学(A) ・英語またはフランス語(初級文法修了程度)
・面接
フランス文学(B) ・フランス語(初級文法修了程度)
・面接
芸術 ・小論文
・面接

経済学部


経済学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
国際経営 ◎ 以下の英語に関連する条件を満たすこと
・実用英語技能検定(英検) 2 級以上合格または、合否を問わず CSE スコア 1980 点以上(2 級以上の試験に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア)42 点以上
・TOEIC®(L&R+S&W) 1150 点以上(TOEIC®(L&R)のスコアに TOEIC®(S&W)のスコアを 2.5 倍して合算したスコア)
・GTEC(4 技能合計スコア) 930 点以上
・TEAP(4 技能合計スコア) 225 点以上
・英語の評定平均が 4.2 以上
◎ 全体の評定平均が 3.5 以上

選抜は2段階で実施されます。
まず、提出書類が第一次選考にかけられます。第一次選考に通過した受験生のみが、第二次選考に出願できます。
第二次選考の試験内容は、英語および面接です。

社会学部


社会学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
社会 ◎ 以下のいずれかを満たす者
・高校時代に新人文学賞を受賞、入賞経験を有する/自作品が文学雑誌に掲載されたことがある
・高校時代、都道府県以上のスポーツの大会でベスト4以上の成績を修めた
・文学以外の文化活動で、高校時代に全国レベルのコンクールで入賞した
・高校時代に継続的な社会活動に取り組み、その実績を証明できる
・中学、高校に相当する期間のうち、2年以上継続して海外で就学していた
※ 要件が細かいため、詳しくは要項でご確認ください
社会福祉 ◎ 以下のいずれかを満たす者
・自発的なボランティア活動に継続的に取り組み、その内容を証明できる
・生徒会や部活動等に継続的に参加し、その取り組みを証明できる
・海外留学や継続的な国際交流の経験があり、その取り組みを証明できる
・地域社会や国、世界などの社会福祉に関してユニークなアイデアを持ち、表現・説明できる
◎ 全体の評定平均が3.5以上

選抜は、第一次選考(書類選考)と、通過者のみが進める第二次選考の2段階です。
第二次選考の試験内容は、社会学科・社会福祉学科とも小論文と面接です。

法学部


法学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
消費情報環境法 ◎ 全体の評定平均が3.2以上
グローバル法 ◎ 以下のいずれかを満たす者
・海外の学校に2年以上在学し、海外経験が豊富である
・規定以上の英語の資格試験・成績を保持する
└ 実用英語技能検定(英検) 2 級以上合格または、合否を問わず CSE スコア 1980 点以上(2 級以上の試験に限る)
└ TOEFL iBT®(Test Date スコア) 42 点以上
└ TOEIC®(L&R+S&W) 1150 点以上(TOEIC®(L&R)のスコアに TOEIC®(S&W)のスコアを 2.5 倍して合算したスコア)
└ GTEC(4 技能合計スコア) 930 点以上
└ TEAP(4 技能合計スコア) 225 点以上
英語の評定平均が 4.2 以上
政治 ◎ 地域社会や海外でボランティア活動や地域活動に取り組み、優れた実績をもつ
◎ 全体の評定平均が 3.5 以上

選考は2段階です。
まず、提出書類にもとづく書類審査が行われます。書類審査に通過した受験生は、第二次選考に進めます。第二次選考の試験内容は、学科別に以下のとおりです。
学科 出願条件
消費情報環境法 ・小論文
・英語
・面接
グローバル法 ・小論文
・英語
・面接
政治 ・面接

国際学部


国際学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
国際(A) ◎ 以下のいずれかを満たす者
・高校時代に探究活動や社会活動、スポーツ、文化活動等に取り組み、大学で学びを深めた上で、卒業後は社会に生かしたいと願う者
・海外の学校に3か月以上継続して留学した経験があり、大学で関心のある分野を深め、卒業後は社会に生かしたいと願う者
国際(B) ◎ 以下のいずれかを満たす者
・実用英語技能検定(英検)2 級以上合格または、合否を問わず CSE スコア 1980 点以上(2 級以上の試験に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア)42 点以上
・GTEC(4 技能合計スコア)930 点以上
・TEAP(4 技能合計スコア)225 点以上
・IELTS(Academic Module オーバーオール・バンド・スコア)4.0 以上
国際キャリア(B)4月入学・9月入学共通 ◎ 以下のいずれかを満たす者
・実用英語技能検定(英検)2 級以上合格または合否を問わず CSE スコア 1980 点以上(2 級以上の試験に限る)
・TOEFL®iBT(Test Date スコア)55 点以上
・TOEIC®(L&R+S&W) 1150 点以上(TOEIC®(L&R)のスコアに TOEIC®(S&W)のスコアを 2.5 倍して合算したスコア)
・GTEC(4 技能合計スコア)1050 点以上
・TEAP(4 技能合計スコア)265 点以上
・IELTS(Academic Module オーバーオール・バンド・スコア)4.5 以上
・入学時点で、英語で教育を行う中学校および高校・中等教育学校に連続して 2 年以上在籍していた者
※国際バカロレア認定校の修了(見込み含む)でも出願できます。詳しくは要項をご覧ください。

選考は2段階で行われます。
まず、提出書類が審査されます。書類審査に通過できた受験生は、第二次選考に出願してください。
第二次選考の試験内容は、学科別に以下のとおりです。
学科 出願条件
国際(A) ・小論文
・英語
・面接
国際(B) ・小論文
・面接
国際キャリア(B)4月入学・9月入学共通 ・英語(英語試験免除者は、論文からスタート)
・論文(英語で回答する)
・面接

心理学部


心理学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
心理 ◎ 出願時点の最新の調査書で、全体の評定平均が3.8以上
◎ コミュニケーション能力に優れた者
教育発達 ◎以下のいずれかを満たす者
・実用英語技能検定(英検) 2 級以上合格または、合否を問わず CSE スコア 1980 点以上(2 級以上の試験に限る)
・TEAP(4 技能合計スコア) 225 点以上
・GTEC(4 技能合計スコア) 930 点以上
・英語の評定平均値が 4.0 以上
・国語の評定平均値が 4.0 以上
・数学・理科・地理歴史・公民のうち、2 教科の評定平均値がともに 4.0 以上
・全体の評定平均が 3.5 以上

◎ 地域社会や海外で自発的・継続的な社会貢献活動の実績をもつ者、または国際交流経験をもつ者

選考は2段階です。
第一次選考は、書類審査となります。通過した受験生は第二次選考に出願し、大学で試験を受けましょう。
第二次選考の試験内容は、心理学科・教育発達学科ともに小論文と面接です。

情報数理学部


情報数理学部の出願条件は、「高校卒業資格を有する(卒業見込みを含む)」ほかに、以下が求められます。
学科 出願条件
情報数理 ◎ 出願時点の最新の調査書で、数学の評定平均が3.6以上
◎ 高等学校/中等教育学校(後期課程)在学中に、情報数理学科の理念や特徴に適した活動(数学・理科・情報に関する探究活動、課外活動、社会活動、コンテスト・コンクールへの参加や資格取得等)に積極的に取り組み、自己アピールができる者

まず、第一次選考として書類審査が行われます。書類審査に通過すると、大学で試験を受ける第二次選考に進みます。
第二次選考の試験内容は、数学の文章問題と面接です。なお、出題範囲は数学T、数学 A(図形の性質、場合の数と確率)、数学U、数学 B(数列)、数学 C(ベクトル)となります。

明治学院大学の総合型選抜(自己推薦AO入学試験)の募集人員と倍率、合格率

明治学院大学の総合型選抜の募集人員を見てみましょう。2026年度入試の学部学科別募集人員 を表にまとめました。
学部 学科 募集人員
英文学 約20名
フランス文学 A:約10名
B:約5名
芸術 約30名
経済 国際経営 約5名
社会 社会 約10名
社会福祉 約20名
消費情報環境法 約34名
グローバル法 約15名
政治 約10名
国際 国際 A:約5名
B:約25名
国際キャリア B・4月入学:約10名
B・9月入学:若干名
心理 心理 約15名
教育発達 約25名
情報数理 情報数理 約6名

「B」とは、外国語運用能力に優れた受験生向けに用意された枠です。所定以上の外国語資格試験の取得や成績証明の提出が必要です。詳しくは「出願条件」の項目をご覧ください。

明治学院大学の総合型選抜の競争率は、どの程度でしょうか。2025年度入試の結果 は、以下のとおりでした。

学部 学科 募集人員 志願者数 第一次選考合格者数 最終合格者数 倍率
英文学A方式 約5 3 3 2 1.5
英文学B方式 約15 63 60 49 1.3
フランス文A方式 約10 31 29 26 1.2
フランス文B方式 約5 4 4 3 1.3
芸術 約30 92 25 18 5.1
経済 国際経営 約5 85 50 20 4.3
社会 社会 約10 101 39 11 9.2
社会福祉 約20 84 68 37 2.3
消費情報環境法 約34 107 87 65 1.6
グローバル法 約15 16 16 9 1.8
政治 約10 19 15 11 1.7
国際 国際A 約5 26 19 3 8.7
国際B 約15 136 115 66 2.1
国際キャリアB (4月入学) 約10 27 27 17 1.6
国際キャリアB (9月入学) 若干名 0 - - -
心理 心理 約5 68 30 14 4.9
教育発達 約18 88 44 21 4.2
情報数理 情報数理 約6 4 4 4 1.0

(参考)明治学院大学 入試情報サイト

明治学院大学の総合型選抜は、一部に高倍率が見られるものの、おおむね1倍〜5倍の間におさまります。一般入試の倍率が2倍〜6倍近くになる学部が多い ことを考えると、総合型選抜は明治学院大学の合格を手にする、有効な道の一つといって良いかもしれません。

明治学院大学の総合型選抜(自己推薦AO入学試験)における注意点

明治学院大学の総合型選抜に出願を考えている受験生が、まず押さえておきたい注意点を3つ解説します。

出願に必要な評定平均について


明治学院大学の総合型選抜では、多くの学部・学科が満たすべき評定平均を指定しています。全体の評定平均を求めるケースと、特定の教科の評定平均が指定されるケースとがあるため、要項を十分にチェックしてください。全体の評定平均は3.2〜3.8程度、教科別の評定平均は4.0〜4.2以上が目安です。
自分の評定平均がわからない受験生は、担任もしくは進路指導の先生に問い合わせてください。

他学部・他大学との併願について


明治学院大学の総合型選抜は、原則的に専願制です。要項には「出願する学科を第一志望とし、入学を確約できる者」との記載が見られます。 また、試験日程は全学部学科が同一です。他学部との併願はできません。

他大学の総合型選抜との併願は可能ですが、あくまで明治学院大学が第一志望であり、合格したら入学する意欲が高い受験生におすすめの入試方式です。

なお、合格後には入学予定者を対象とした入学前教育も予定されています。入学前教育の内容は、入試要項・各種手続き(明治学院大学)のページから確認できます。高校生のうちから始まる大学の学び、その第一歩をぜひチェックしてみてください。

評定以外の出願条件に注意


明治学院大学の総合型選抜は、細かい出願条件を求める学部学科が見られます。英語の資格試験スコアや高校時代の活動、スポーツの実績、海外経験など、内容も多岐に渡ります。また、活動内容の証明を求めるとの記載も見られました。

高校時代の早い段階から計画的に進めておかないと、これらの出願条件を満たせない可能性もあります。明治学院大学の総合型選抜を検討し始めた段階で出願条件を確認し、必要な対策を早めに進めていくと良いでしょう。

明治学院大学の総合型選抜(自己推薦AO入学試験)に合格する対策

明治学院大学の総合型選抜の合格を勝ち取りたい、そのための対策を3つの観点から解説します。

明治学院大学の総合型選抜(自己推薦AO入学試験)に合格する対策


外国語の資格・試験で高いスコアを取得しておく


明治学院大学の総合型選抜では、多くの学部学科で、英語の資格試験取得を出願条件としています。
明治学院大学は1年次からの英語教育・国際教育に力を入れている大学です。明治学院大学の英語教育に憧れる受験生や、「英語が得意」「海外留学経験がある」受験生が集まることも、容易に想像できます。
出願条件をギリギリ満たす程度の英語力では、ライバルと勝負にならない可能性もあるでしょう。早めに英語対策を始め、出願要件を大いにクリアできるスコアを取得できるよう、努力していってください。

第一次選考の対策を入念に行う


明治学院大学の総合型選抜は、全学部学科が2段階で選考します。第1次選考は書類審査です。出願書類には調査書や各種証明書のほか、志望理由書や自己推薦文、エントリーシートなどが含まれます。
第一次選考を通過できなければ、合格はあり得ません。自分の個性を簡潔にまとめ、大学側に自分の魅力が伝わるような、完成度の高い書類を用意するよう心掛けてください。

なお、提出書類は学校や塾の先生に添削してもらうことも大切です。自分では気づけないミスや、より伝わりやすい表現への改善を指摘してもらえ、書類の質が高まります。

過去問をチェックし、傾向に合わせて対策する


小論文や科目の試験を課す学部学科を受験する高校生は、明治学院大学の過去問題ダウンロードページを見ておきましょう。このページでは、総合型選抜で過去に出題された小論文や英語等の試験問題を閲覧できます。

閲覧には名前とメールアドレスの送信が必要ですが、一度送信すればその後は継続的に開けます。2025年8月15日時点で、2023年度入試分までが掲載されていました。明治学院大学の出題傾向を知り、傾向に合わせた対策を進めるために必須のページといって良いでしょう。ただし、掲載されているのは問題のみで、解答はありません。添削や採点を希望する場合は、学校や塾の先生に相談してみてください。

明治学院大学に総合型選抜(自己推薦AO入学試験)で合格しやすい受験生のタイプ

明治学院大学の総合型選抜に合格しやすい受験生のタイプを、3つ紹介します。一つでも当てはまる項目があれば、明治学院大学の総合型選抜を検討してみてはいかがでしょうか。

明治学院大学の総合型選抜に合格しやすい受験生のタイプ

世界への関心が強く、外国語の習得に熱心な受験生


明治学院大学は、熱心かつ先進的な国際教育で評判の大学です。独自の英語カリキュラムを採用し、英語力養成にも努めています。学生の留学実績も豊富で、「将来は海外で活躍したい」と願う学生も、多数集まっています。
出願条件を見ても、英語力に秀でた受験生、海外経験のある受験生、また海外を含めた社会問題に関心が高く、将来は学びを国際的に活かしたいという希望を持つ受験生が求められていました。
こうした状況を踏まえると、世界情勢に強い関心を持ち、外国語の習得に熱心な受験生が歓迎されそうだ、とわかります。
国際問題を主体的に探究してきたり、英語の運用能力向上に努めてきたりした受験生は、合格しやすいといえるでしょう。

入学後の目標が明確で、コツコツ努力できる受験生


明治学院大学の総合型選抜は、併願できません。合格したら、入学が前提となります。これは、入学意欲が極めて高い受験生を待っている、という大学側のメッセージと考えられます。
自身の興味関心と学びへの意欲を、在学中の学習や将来につなげる気持ちがあること、を出願条件にする学部学科もありました。興味関心の方向をコツコツと深め、学び続ける、努力できる受験生も待ち望まれています。

自分の言葉で考え、表現できる受験生


明治学院大学の総合型選抜では、すべての学部学科が面接を課します。小論文試験を用意する学部学科も多々あります。
これは、自分の言葉で考え、表現できる力を持った受験生を選抜したい、という大学側の狙いのあらわれです。付け焼刃では対策できない試験を用意することで、受験生一人ひとりの個性を際立たせ、アドミッションポリシーにマッチした受験生を選抜しようとしているのです。

与えられたテーマを深く考え、自分の経験と照らし合わせながら、丁寧に論理的に表現する力を持った受験生は、合格しやすいでしょう。日ごろから、ニュースに目を留めて自分の言葉でまとめる、簡潔な言い回しを求めるといった努力を続けていけば、最後に花が開くはずです。

明治学院大学の魅力

明治学院大学は、歴史的建造物が独特の趣をかもしだす白金キャンパスと、緑豊かで開放的な横浜キャンパスの2つのキャンパスを有する総合大学です。キャンパスの立地は申し分なく、大学生らしい充実のキャンパスライフを期待して良いでしょう。
入学した先輩たちからは、充実した教育内容や国際教育が高く評価されています。また、キャリア教育がきめ細やかで、学生の将来を真剣に考えてくれるサポート制度が整っています。
じっくり学び、希望の将来を切り拓く、そんな理想ともいえる4年間を過ごせる大学が明治学院大学です。

最新の大学案内・募集要項を必ず入手する

大学受験は、最新かつ正確な情報を手にすることが、合格への第一歩です。明治学院大学の総合型選抜を突破するためには、まず明治学院大学が求める人物像や、大学で学べることなどを押さえる必要があります。

最新の大学案内パンフレットで詳細に確認し、募集要項も取り寄せて熟読しておきましょう。情報収集こそが、合格対策への第一歩です。

明治学院大学の資料はここから請求できます。

まとめ

明治学院大学は1863年に開学した、歴史ある大学です。キリスト教のおしえに基づく教育が実践されており、いまもインブリー館や記念館、礼拝堂など、キリスト教の雰囲気を漂わせる歴史的建造物が、キャンパスに残されています。

人気の高い明治学院大学は、一般入試の倍率も高めです。比較的、倍率が低い総合型選抜での受験を検討してみてはいかがでしょうか。決して平坦な道ではありませんが、挑戦しがいのある受験方式です。

まずは明治学院大学合格に向けて、志望する方式が求める要件をチェックしていきましょう。明治学院大学の資料集めなら、キャリタス進学が便利です。憧れの明学生になれるその日を、心から応援しています。


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執筆者名:塾探しの窓口 編集部
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