悩める高校生お助けコンテンツ 教えて!キャリタス先生! 綱島将人先生 編 タメになる志望校の決め方 今回は、綱島先生が、志望校選択に悩む熱血高校球児 ナルナルに、志望校の決め方のHow toを伝授しちゃいます!
第3章本編を読む 登場人物紹介

ナルナル 高校生

高校3年生春。高校野球児。
偏差値60の高校に通う。日々部活動に明け暮れ、1,2年ではほとんど勉強をしてこなかった。 やっとのおもいで第1志望校を決めたが、次に何をしていいのか?分からず、ただなんとなく参考書を買おうとしている。

綱島将人先生

東京大学3年生。
東京大学オールA判定合格の実績を活かし、高校生支援事業を展開中。

第1志望校が決まったナルナル。
なかなか第1志望校が決まらなかったが、やっとのおもいで決断。 一段落と思いきや、周りはすでに第1志望校に向けて受験勉強に取り組んでいる。

出遅れを感じるナルナルだが、何をしていいのか?まったく分からない。 どうやら周りは、予備校の先生に勧められた参考書に取り組んでいるらしい。

とりあえず、自分も参考書を買おうと本屋の参考書コーナーに向かう。 が、結局どの参考書がいいのか? 分からず、綱島先生の受験相談室を訪れたのであった。

第3章
まず、敵を知ること

とりあえず、参考書を買おうはダメ

綱島先生!! 第1志望校が決まったのですが、次に何をしていいのか? 分かりません。 とりあえず、参考書を… と思ったのですが、どんな参考書がいいのか? も分からず。

典型的なダメな受験生だね! 「とりあえず参考書を買おう!!」は、やってはいけない勉強法だ。

あいかわらず、ストレートに言いますね。意外と、傷つきます。

まぁ、受験本番で不合格になって悲しむより、 今厳しいことを言われた方がいいでしょ(笑)

まぁそうなんですけど… それで、「とりあえず参考書を買う」がダメな理由は何ですか?? 周りのみんなは参考書を買っているんですけど。

第1志望校が決まって、やるべきことは『まず敵を知ること』だ。

『まず敵を知ること』?? どういうことですか?

ココで言う”敵”とは、第1志望校のことだ。 つまり、第1志望校を知ることから始めよう! ということだ。

東大生は3年たっても、東大の配点と合格最低点を覚えている

なんで、第1志望校について知る必要があるんですか?? それに、第1志望校を知るって、具体的にどういうことですか? 学校の歴史とか調べよ! ってことですか??

歴史を調べる必要はない。調べるべきは、①受験科目 ②配点 ③合格最低点 だ!! この3つを調べる前に受験勉強は始めてはいけない。

受験科目は、なんとなくは調べましたよ! でも、配点と合格最低点は…

配点と合格最低点を知らなくては、どのように受験勉強をしていけばいいのか? まったく戦略を立てることはできないんだよ。 ちなみに、余談だけど東大生の多くは3,4年生になっても、 配点と合格最低点ぐらいなら覚えていると思うよ(笑)

えっ! ホントですか? どんだけ受験勉強好きなんだよって感じですね。

いやいや、受験勉強を好きというよりは、配点と合格最低点をつねに意識して、 受験勉強をしていたから、何年たっても覚えているんだよ。

そうなんですか。僕、自分の第1志望校の合格最低点も配点も知りません。

それじゃ、いけない。まずは、配点と合格最低点を調べることから始めよう。 配点と合格最低点を調べることによって、どの科目をどれくらい勉強しないといけないのか? がわかってくるんだ。

へぇ〜、そんなに大切なんですね。