第1志望校が決まったナルナル。
なかなか第1志望校が決まらなかったが、やっとのおもいで決断。
一段落と思いきや、周りはすでに第1志望校に向けて受験勉強に取り組んでいる。
出遅れを感じるナルナルだが、何をしていいのか?まったく分からない。
どうやら周りは、予備校の先生に勧められた参考書に取り組んでいるらしい。
とりあえず、自分も参考書を買おうと本屋の参考書コーナーに向かう。
が、結局どの参考書がいいのか? 分からず、綱島先生の受験相談室を訪れたのであった。
第3章
まず、敵を知ること
第1話
とりあえず、参考書を買おうはダメ
綱島先生!! 第1志望校が決まったのですが、次に何をしていいのか? 分かりません。
とりあえず、参考書を… と思ったのですが、どんな参考書がいいのか? も分からず。
典型的なダメな受験生だね!
「とりあえず参考書を買おう!!」は、やってはいけない勉強法だ。
あいかわらず、ストレートに言いますね。意外と、傷つきます。
まぁ、受験本番で不合格になって悲しむより、
今厳しいことを言われた方がいいでしょ(笑)
まぁそうなんですけど… それで、「とりあえず参考書を買う」がダメな理由は何ですか??
周りのみんなは参考書を買っているんですけど。
第1志望校が決まって、やるべきことは『まず敵を知ること』だ。
『まず敵を知ること』?? どういうことですか?
ココで言う”敵”とは、第1志望校のことだ。
つまり、第1志望校を知ることから始めよう! ということだ。
東大生は3年たっても、東大の配点と合格最低点を覚えている
なんで、第1志望校について知る必要があるんですか??
それに、第1志望校を知るって、具体的にどういうことですか?
学校の歴史とか調べよ! ってことですか??
歴史を調べる必要はない。調べるべきは、①受験科目 ②配点 ③合格最低点 だ!!
この3つを調べる前に受験勉強は始めてはいけない。
受験科目は、なんとなくは調べましたよ! でも、配点と合格最低点は…
配点と合格最低点を知らなくては、どのように受験勉強をしていけばいいのか?
まったく戦略を立てることはできないんだよ。
ちなみに、余談だけど東大生の多くは3,4年生になっても、
配点と合格最低点ぐらいなら覚えていると思うよ(笑)
えっ! ホントですか? どんだけ受験勉強好きなんだよって感じですね。
いやいや、受験勉強を好きというよりは、配点と合格最低点をつねに意識して、
受験勉強をしていたから、何年たっても覚えているんだよ。
そうなんですか。僕、自分の第1志望校の合格最低点も配点も知りません。
それじゃ、いけない。まずは、配点と合格最低点を調べることから始めよう。
配点と合格最低点を調べることによって、どの科目をどれくらい勉強しないといけないのか?
がわかってくるんだ。
へぇ〜、そんなに大切なんですね。