実は、この志望校の決め方は受験生がよく陥ってしまう失敗のうちの一つなんだ。
ナルナルくんもその失敗に陥っている。
そもそも志望校を決める意味をしっかりと理解していないとこういった失敗をしてしまう。
MARCH志望以外にも以下のような失敗がある。
NG… 早慶志望
NG… 日東駒専志望
NG… 国公立大学志望
どこがアウトなんだと思う??
あまり自信がないですけど、志望校が大学のグループとかになっているところですか??
そう! その通りだ。
志望校決めで重要なのは、大学・学部まで絞って志望校を決めることなんだ。
どこらへんの学力の大学を目指すか? の指標にしかならない大学のグループを
志望校にするなんてありえない。
ありえない! ですか… (今日も綱島先生、辛口全開だな)
なぜ、志望校は大学・学部まで絞って決めないといけないか?
というと、大学が違えば受験で出てくる問題もぜんぜん違うし、
もっと言ってしまえば受験で必要な科目すら違う場合もあるからなんだ。
ある大学の入試のためには古文や漢文を勉強しないといけないかもしれないけど、
違う大学では古文や漢文はまったく出題されないなんてことよくある話だ。
しかも、コレは何も大学が違うから起きることではない!
同じ大学だって、学部が違えば必要な受験科目が全然かわってくる。
つまり、志望校を大学・学部まで絞って決めないと、
受験でなんの科目を勉強すればいいのか? はっきりしないってことですね。
本来勉強する必要のない科目に勉強時間をさいて失敗している受験生はたくさんいる。
さらに踏み込んでいうと、大学や学部によって重視される科目もかわってくる。
英語が重視される大学を志望するなら英語の勉強を頑張らないといけないし、
国語が重視される大学なら国語に勉強時間を割いていくべきだ。
こういう戦略も志望校によってかわってくる。
だから、MARCH志望はMARCHに落ちるっていうわけだ。
MARCH志望はMARCHに落ちるですか… なんて、恐ろしい言葉だ。
正しくは、法政大学経営学部を目指す! という風に志望するべきだということですね。