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2006/11/8
東北大学
東北大学東北アジア研究センター(兼務・同大学院環境科学研究科)・高倉浩樹教授、ジョージメイソン大学・S.クレイト教授、ライプツィッヒ大学・M.ウーリッヒ博士、ハンブルグ大学・J.O.ハーベック教授、ロシア科学アカデミーシベリア支部永久凍土研究所・A.N. フョードロフ博士、三重大学・飯島慈裕准教授、名古屋大学・檜山哲哉教授らの国際共同研究チームは、東シベリア北極域に広がる永久凍土の人類文化500年史を解明すると共に、現在の地球温暖化が過去にない速さで永久凍土生態系及び地域社会に影響を与えていることを明らかにした。グループは、水文学・気象学などの自然科学と人類学を用いて、約7000〜4000年前(完新世気候最温暖期)に始まる凍土融解によって形成された森林のなかの窪地(サーモカルスト地形)の起源や変化、そして住民の土地利用について学際的にアプローチすることで、永久凍土の自然史と地域住民による土地改変を含む利用の長期的な相互作用を解明。これによって、永久凍土の動態的条件が人類文化の多様性に貢献していることか?確認された。成果は、気候変動と地域社会の相互作用について、水文学・気象学と人類学を中心とする文理融合による全体論的アプローチが、人類文化史の解明と同時に現在の気候変動研究に貢献したことも提示している。
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