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2026/8/26
東北大学
東北大学大学院情報科学研究科の大関真之教授、本多瑠美子特任准教授らの研究グループは、子育て中の保護者と子育て経験のある地域シニアを、相性や訪問日時、支援者の負担をふまえてマッチングする手法を開発した。子育てに関する不安や孤立感は、保護者自身の心理状態だけでなく、家庭内での関わり方や子どもの成長にも影響する可能性があり、保護者を地域の中で支える仕組みをつくることは、子育て家庭だけでなく地域全体にとって重要な課題となっている。グループは、性格や認知の傾向、日常生活や家事に関する価値観、コミュニケーションの傾向、学びや関心に関する姿勢などを含む10項目で構成されたアンケートを作成し、仙台市の保護者14組と地域シニア14名の回答を点数化。さらに利用者・支援者の組み合わせごとの相性を数値化し、量子アニーリングと呼ばれる、膨大な候補の中から望ましい組み合わせを探すための計算技術の適用を試み、複数の最適な一対一マッチング候補を作成できることを確認した。この成果は、実際の地域支援の場面において、相性と運用条件の両方を考慮したマッチング候補の作成に利用できる可能性や、特に予定変更や支援者の負担調整に対応しやすくなり、地域で子育てを支える仕組みづくりに役立つ可能性を示している。また、複数の利用者を同じ支援者が担当する場合の相互作用や、地域単位での支援ネットワークの形成など、より複雑な条件を取り入れたモデルへの発展や、子育て支援に限らず、高齢者支援、地域ボランティア、人材配置、教育支援、医療・福祉現場での担当者割り当てなど、人と人を適切につなぐ必要がある幅広い分野への応用が期待される。
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