このページはJavaScriptを使用して作成しております。 最適な状態でご覧頂くためにも、大変お手数ですがスクリプトの使用を許可してから、改めてアクセスしてください。
パンフ請求リスト0
2026/8/12
東京科学大学
東京科学大学環境・社会理工学院 融合理工学系の艾尭天(ガイ・ギョウテン)博士後期課程学生(研究当時)、野原佳代子教授、朱心茹(シュ・シンジョ)准教授らの研究チームは、博物館のデジタル展示において、来館者の展示物や地域に対する感情的なつながりが、参加意欲を支える重要な要因であることを明らかにした。新型コロナウイルスの流行以降、世界各地の博物館ではデジタル化が進んでいる。それに伴い、地域住民との深いつながりを持つ地域博物館では、独自のデジタル展示のあり方が求められているが、来館者のデジタル展示への参加意欲のメカニズムに関する研究はほとんど行われていなかった。そこに着目した本研究では、独自に構築した分析モデルに基づき、龍子記念館(東京都大田区)のデジタル展示を体験した266名を対象に調査・分析。その結果、展示物や地域への「感情的なつながり」は、展示を「楽しい」と感じたり、「他者と共有したい」と思ったりする気持ちを通じて、デジタル展示への参加意欲に強く影響することが明らかとなった。この成果は、地域博物館がデジタル化する際には、技術的な機能だけでなく、地域の記憶や物語を活かした感情的な体験づくりを重視すべきであることを示しており、限られた資源の中でデジタル化に取り組む博物館にとって、来館者の心に響く展示づくりの新たな指針となることが期待される。
編集部がお届けする教育ニューストップへ